コロナでちょっと減ったかもしれませんが、決闘で逮捕や書類送検ってニュースは年1くらいでありますね。
今回は女性同士の決闘という事例ですが、決闘で逮捕、書類送検という事例がありました。
北新地のガールズバー 10代女性スタッフによる「決闘」の一部始終 – ライブドアニュース
決闘は禁止されている
よくアニメや映画でも、決闘で白黒つけようじゃないか、というシーンがあります。
現在やっているガンダムも、たびたび決闘のシーンがあります。
リアルの世界を見渡しても、ロシアはウクライナを攻めているわけですよね。
最後はもう戦いで決着をつけるというのは、ある意味では非常にわかりやすい白黒の付け方かもしれません。
しかし、日本では決闘は禁止されています。
「決闘罪ニ関スル件」という法律があります。100年以上前のものです。
これによると決闘をした当事者だけではなく、立会人や場所を提供した人も罪になるとあります。
今回の事例では見物人も書類送検されたと記事にありました。
格闘技と決闘
最近なにかと話題のBREAKING DOWN。
プロだけではなく、一般の方も出たいという声もちらほら。
最近は、ネット上でのトラブルなどから「BREAKING DOWNに出ろ」というようなことを自分で言いだす事例なんかもありますよね。
もちろんそれだけで出られるわけではないですが、話題性が高まればもしかしたら、ということもあるかもしれません。
個人的にはそういうのであんまりBREAKING DOWNをやってほしくないなと思っています。
しかしそういう遺恨からもしお互いにBREAKING DOWNに出演し白黒つけた場合、それって決闘とは違うのだろうかというのを以前より疑問に思っていました。
ちなみに決闘と格闘技はきちんと違いが制定されており、ルールがいること、レフェリーがいること、あまりにも大きな力の差がないことなどがあります。
こういった決闘の需要が世の中にあるのであれば、もっと小規模で一般を対象にした企画がでてきたりするのかも?
でもそうなった場合、決闘罪ってどういう扱いになるんだろうなぁ。
なぜ決闘はダメなのか
中世では西洋でも決闘は行われていました。
日本でも同じく以前は果し合いという形で決闘に似たものがありました。
近年では法治国家としての考え方が強くなり、こういった正式な決闘は行われなくなりました。
ちなみに決闘の定義は、ちゃんと日にちと場所とその他もろもろのルール、名誉回復や何かの物をかけて双方の合意のもとに戦うことをいいます。
いきなり襲い掛かったら、それは襲撃であり喧嘩です。
なにかどうしようもないとき、こういった決闘で白黒つけようという考え方もわからないでもありません。
しかしこういう決着と付け方が有効になると、言いがかりを付けたり脅したりして決闘に持ち込み、優位に進めることも可能になってしまいます。
現代的な社会にはそぐわないものであることは当然ですね。
ちなみに決闘罪は、実際に決闘しなくても有効となる可能性があるという記述もありましたので、お気を付けください。