安くなる、安くする、ということで数年前から国や総務省が携帯電話会社にけっこう強めにいうようになった印象がありました。
そこで登場したのが楽天モバイルで、たしかに安いように思えます。格安SIM各会社もいい感じに乗ってきて、たしかに安くなったような気もしますが、大手ががつんと値下げをしたかというと、そういう印象もありません。
ナンバーポータビリティの無料化
前々からこんな話はありましたが、ナンバーポータビリティを無料化するようです。みなさんの中でも使ったことがある人も多いと思いますが、電話番号をそのまま他社に移動できるシステムで、自分も何回かこれを使って番号を移しています。
このシステムができるようになってから、携帯電話の会社を乗り換えることへの負担が減りました。これはとてもいい制度で、各携帯電話キャリア同士の競争を促進させる要因にはなっていると思います。
現在、これを利用するのに3000円の手数料がかかりますが、これを無料にするというものです。
無料にすれば競争が激化されるかといわれるとなんともいえませんが…。
5G化による実質値上げへの懸念
まだまだ日本でどのような運用が行われるか見えてこない5Gですが、そのエリアがいつまでも拡充しない理由として、5G自体が遠くまでガンガン電波を飛ばせるような仕組みではないこともあります。
根本的な問題ですが、そういうものですので仕方ないのかもしれません。
なんちゃって5G、っていう言葉で記事が出ていました。
「なんちゃって5G」にドコモ慎重 速度かエリアか、対応割れる
auとソフトバンクはこれまでの4Gを5Gへと転用する仕組みを導入する予定のようですが、ドコモは消極的なようです。5Gエリアがぐっと広がる一方で、結局は4Gですので5Gの良さを生かすことはできません。
見かけ上は5G対応となるので、5G料金ということで実質値上げできる口実にもつながりかねません。このあたりもちょっと気になるところです。