最近、Amazonをかたる怪しい感謝状が届くという事例があったようです。記事によると、「尊敬する Amazon.co.jp のお客様」「Amazon.co.jpはお客様の良い購入体験ができますように努力してきました」という不自然なメッセージカードが入っているとのことです。
しかし、よくメールなどでくるDMとは違い、ここにアクセスしてください、ここに連絡ください、のような内容はありません。ちょっと不思議なものですね。
「アマゾンをかたる怪しい感謝状が届いた」警告ツイートが話題 アマゾンは送付を否定(ハフポスト日本版) – Yahoo!ニュース
怪しい感謝状、その目的は?
記事には住所とSNSアカウントを結びつけるのが目的ではないか、という推察もあります。
なるほど、これはあるかもしれませんが、どうでしょう。
SNSというのは、気を付けているつもりでも、たくさんの個人情報が出ているものです。年齢層、性別だけでなく、職種なんかもわかります。生活環境、家族情報なども、なんとなくにじみ出てしまうものです。
例えばSNSと住所が連結されてしまうと、どのようなことができるのでしょうか?
例えば、長期で海外旅行へ行くとします。そうなると、例えば準備段階でもおそらくSNSに書く方もおられるでしょう。ホテルを予約した、とか、楽しみだなぁ、とかね。そうなると、そこの住所の家が2週間、確実に空になるということがわかるのです。
怪しい感謝状が届いたらSNSにアップすると…たしかにそうかもしれませんが、それでも全員がSNSにアップするわけでもないですからね。
そもそも住所と名前はなぜバレる?
そもそも住所と名前はなぜバレたのでしょうか?違法な方法で住所と名前を知ることもできるかもしれません。
これはあくまで個人的な予想ですが、ネットショッピングも一因なのかなと思いました。
例えばYahooショッピングや楽天のようなショッピングサイトは、あくまで個人商店が多く集まっているタイプのスタイルです。住所と氏名を伝えなければ商品は発送できませんからね。もちろん個人情報は各々の店舗で保管されることになります。みんなが悪い人とはいいませんが、中には悪い人もいるかもしれません。
感謝状をばら撒きでSNSにアップする確率って少ないと思うんですよね。ただ、ネットショッピングを頻繁に使う人はコンピュータなどをよく使う、SNSもよくやる可能性が高まるような気もします。その確率も少しは上がるのかなと。
SNSとの付き合い方
本当は、なんでもかんでもSNSに書くのはよくないのです。しかし、この時代、そういうわけにもいかないですよね。旅行行くなら旅行の話をするでしょうし、変な感謝状が届いたらアップしちゃうものです。
どうすべきなのか、これがまた難しい。
今回の感謝状については、もしかしたら続報があるかもしれません。