今年のインフルエンザはすごかったですね。この流行っぷりは、近年では一番だったかもしれません。
そんなインフルエンザですが、以前1回飲んだだけで治るという薬のニュースがありました。これはすごいなぁと思っていたのですが、なんともう販売が開始される見込みとのことです。
1回飲み効果、インフル治療薬ゾフルーザ販売へ(読売新聞) – Yahoo!ニュース
早ければ5月発売とか。来シーズンのインフルエンザはこれでもう怖くない?
インフルエンザと薬
インフルエンザといえばタミフルが有名ですね。まだ登場してから20年もたってない、新しい薬です。抗インフルエンザ薬といって、ウイルスの増殖を抑える薬です。
実は、世界の75%ものタミフルを日本人が使っているというデータもあります。日本人はインフルエンザに関してとても敏感で、絶対に薬をつかって直さなくてはならない!!と考えています。海外では薬を使うと耐性ができて効かなくなるのをおそれ、ここぞというときに薬を使うそうです。
また、日本ではタミフルによる副作用で子供が異常行動を起こすという問題もありました。具体的にいうと、急に窓から飛び降りたりなど、そういった種類の異常行動です。
あのときはタミフルが悪いような報道もありましたが、実際にはタミフルに関係なく、インフルエンザの症状の一つとしてこういった異常行動が見られるとのことです。厚生労働省は、こういった異常行動の対策として、施錠をするといった注意喚起をしています。
子供がインフルエンザになったときは注意しなくてはなりません。
悩ましいインフルエンザ
インフルエンザはそれこそかなり昔から世界中で流行しています。1900年代初頭には有名な「スペインかぜ」というのが大流行しました。その後の調査で、インフルエンザだったと言われています。なんと感染者は5億人、そして5000万人から1億人もの人が亡くなったそうです。当時の人口は20億人弱とのことで、その恐ろしさを感じます。インフルエンザが大流行しすぎたため、第一次世界大戦が早く終わったなんて話もあるのだとか。本当なのかな。
また、インフルエンザは形を変えて襲いかかります。怖いのが、動物から人間に突然変異して感染するケースです。そのため、鳥インフルエンザなどが見つかった場合は速やかに処分されます。突然変異によって毒性の高いインフルエンザが人類に襲い掛かってくるケースはないとはいえないのです。
今シーズンはインフルエンザはさすがに収束傾向にあると言われています。しかし、最近は春や夏でもインフルエンザになるというケースもあるのだとか。みなさんも十分に気をつけましょうね!