世界的なIT長者の一人でもある、AmazonのCEOが、一万年時計という計画を動かし始めています。
アマゾンCEOジェフ・ベゾスが「1万年時計」建設開始動画公開。長期的視野持ち、いまできることを考えるための象徴 – Engadget Japanese
これまた、なかなかロマン溢れる面白い時計です。アリゾナ州に設置され、なんと高さ152メートルにもなる巨大な時計です。45億円も私財を投資して作るとか。スケールがいろんな意味で大きいです。
1万年動き続ける時計
「大きな古時計」なんて歌もありますが、そのスケールが大きい版ですかね。1万年動き続けるといわれても、あまり実感がわきません。
実はこの計画はAmazonが始まった1995年からありました。
動力はずっと動かし続けられるということで、太陽熱を使ったものが中心となる予定です。どうしても古くなるといろいろ劣化してしまうものですから、そのあたりどうやって克服するのか気になるところではあります。
1万年の音楽
このプロジェクトには多くの人が参加しています。アンビエント音楽の第一人者でもある音楽家ブライアンイーノも参加しています。
1年ごと、100年ごと、1000年ごとに、ブライアンイーノが作った異なるメロディが流れるそうです。これもまたロマンあふれる音楽です。そんな先の話、そのオルゴールはちゃんと動いてくれるのでしょうか。
長期的思考の先に
Amazon創業者でもあるジェフ・ベゾス氏は長期的思考(ロングターム・シンキング)ができる人物でもあります。Amazon自体も、この長期的思考で大きな会社になっていきました。
この1万年の時を刻む時計も、こういった長期的思考を体現するものの一つなのかもしれません。きっと、やってみたかったんでしょうね。こういうの大好きです。
普通の時計と違って、今が何時何分、というのを示すことはできません。そのかわり、今が何年かわかるそうです。これがあれば、突然人類が石化して目覚めても、今がいつなのかすぐわかることができますね。