QUESTIONより
彩雨さんこんにちは。この間、とあるアーティストのCDを購入したら、初回盤特典でライブ音源CDが付いてきました。初回盤特典でDVDがついてくるパターンもありますよね。私はイブ音源CDは映像がない分物足りないなあと感じてしまいますが、彩雨さんはどう考えますか?
なるほど、摩天楼オペラでもライブ音源をCDに入れることはあるのですが、まぁたしかに映像はありませんからね。
ちなみに彩雨さんはと言いますと、ライブビデオの音だけをカセットテープに録音して聞いたりしてたくらいライブ音源が好きなタイプです。個人的に作ったラルクアンシエルのライブ音源シリーズは山ほどあります。
ライブとCDの違い
ライブとCDは、キーボードとギターに関しては全然違います。うちのバンドはツインギターではないので、CDはいくつか音を重ねたりもしますけど、ライブは重なりません。キーボードもCDとは全く別音色で弾いてます。
自分もそうですがAnziくんもJaYくんもそうだと勝手に思っているんですけど、ライブはライブ、CDはCDの良さを出していきたいなと思うタイプです。
そういう意味では、ライブ映像とかライブCDにすると、そのあたりの表現が100%うまく伝わっているか心配になるところではあります。バンドによってはCDと同じようにギターもシンセもシーケンスで出力されているところも多いですからね。うちはそうではないので、例えばギターソロの時はバッキングギターがいなくなりスカッとするのです。そのスカッとした感じが個人的に好きなところではあるのですが、考え方はそれぞれです。
昔は摩天楼オペラでライブ音源をCD化することはあまりなくて、インディーズ時代にちょっとやったくらいでした。ただ、近年の男女限定ライブの盛り上がりがすごいもので、昨年の目黒ライブステーションの音を収録して、昨年秋に出した会場限定シングルにカップリング扱いで入れさせてもらったわけです。こういうお客さんの声が入るのも、ライブCDの良さですね。
もちろん、ライブハウスが一番
ライブの生放送とかもそうなんですけど、ライブはCD化したり生放送を念頭にしてやってるわけではないので、本音を言えばテレビやイヤホンではなく、会場で楽しんでもらいたいとは思います。
どれだけIT技術が発達したとしても、あの空間は今の技術で再現できません。ライブDVDをイヤホンで爆音で聞けばそうかというと、それは違います。音は耳で聞くものではないからです。
とはいえ、IT技術の発達で、遠方の方でもライブを楽しんでもらえるようになるというのは嬉しい事なんですけどね。
これからもいろんな地方でライブができるように頑張ってバンド活動していきたいので、ぜひ見に来てね!