アイドルマスターの新しい企画で、視聴者の支持が得られなければ活動が終了するという内容が話題になっています。
確かに支持が得られなければサービス終了は当然のことですが、その厳しい状況も同時に注目を集めています。
モーニング娘。のビジネスモデルを思い出す
この話題を読んで思い出したのは、かつて人気だったオーディション番組「ASAYAN」です。
かなり昔のことではありますが、テレビ東京で放送されていたこの番組は、多くの芸能人やミュージシャンを生み出しました。
モーニング娘。もその番組の企画の中で誕生し、シングルを一定枚数手売りで売らないとデビューできないという厳しいノルマを次々とクリアし、最終的に国民的アイドルグループとして大活躍することとなりました。
現在では、そんな厳しい条件の中でスタジアムを抑えて握手会を開催するなど、どう考えても大がかりな企画だと分かりますが、当時はそのロジックにしっかりと引き込まれてしまった人も多かったのではないでしょうか。
70年代や80年代のリアルな状況は詳しくはわからないものの、それ以前にも似たような企画が存在したかもしれません。
応援型の企画は内容によって変わる
モーニング娘。のビジネスモデルを引き継いで、その後もCDやライブ動員でノルマを達成できなかった場合に解散を宣言するアイドルやバンドがいくつか存在しました。
確かにそのような条件を設けることで動員数を増やすことは可能かもしれませんが、一方でファンの疲弊にも繋がってしまいます。
現実がすでに厳しい状況である中で、趣味や応援しているアイドル、バンドまでシビアな状況に置かれるのは辛いものです。
そういった理由から、個人的には過度な条件を設ける企画には少し抵抗を感じています。
まぁ、このあたりは考え方はそれぞれですけどね。
こういうのはその時の社会情勢なんかも関係しているかもしれません。
経済的に右肩上がりの時は、悲劇系のドラマが流行したりしますよね。
逆に下がっている時は、イージーに幸せになれるドラマが流行ります。
もしかしたら右肩上がりのときは、こういったシビアな企画が効果的なのかもしれません。