過去10年間で、ゲーム実況という現象が急速にブームとなりました。
かつては、自分自身でゲームをプレイすることが最も楽しいという感覚が主流でしたが、現在ではYouTubeなどのプラットフォームを通じて、楽しさを共有する文化が広まっています。
ゲーム実況の魅力
ゲーム実況には、ゲームが苦手な人でも楽しめるという大きなメリットがあります。
特定のゲームを購入するまでの一歩を踏み出す前に、そのゲームの様子を見ることができるのもメリットですね。
また、ゲーム配信は誰でも手軽に行うことができるため、好きな芸能人がゲームをプレイしている様子を見るという、新たなエンターテイメントの形が生まれています。
こういうのも、コロナが生んだ新しい文化かもしれませんね。
ゲーム業界の反応はそれぞれ
ゲーム実況に対するゲーム業界の反応は、時とともに変化してきました。
かつては、ゲーム実況を否定するメーカーが多かったのですが、近年ではYouTuberをイベントに招待するなど、積極的に取り組む企業も増えています。
実際、ゲーム実況の存在によってゲームをプレイするユーザーが増えていることから、ゲーム会社にとってはプラス面もあります。
自分自身も、続けているソシャゲはYouTubeでいろいろ見ているからこそ続けているようにも思えます。
ただし、ゲームのネタバレという課題も存在します。
プレイ中のネタバレもありますが、ゲームのストーリーを解説する動画もありますしね。
ゲームプレイそのものを楽しむか、ゲームを通じたストーリー体験を楽しむかという観点で、業界内の意見は分かれています。
映画のファスト動画ほど、ゲームのあらすじ解説動画ってシビアではないですよね。
このあたりどう考えるかでしょうね。
ゲーム実況のマネタイズ
ゲーム実況は現在のところゲーム会社に直接的な収入をもたらさないシステムとなっています。
これに対する対策として、収益の流れを変える新しいシステムが検討されている可能性もあります。
ゲーム業界としては、もしかしたらこのゲーム実況を一つのマネタイズポイントにすることで、むしろこれを推奨する形で展開していくのもいいんだろうと思います。
YouTubeに変わる、なにか新しいゲーム実況のモデルができるといいかもしれません。
ゲーム会社、実況者、視聴者、プレイヤー、みんながプラスになる仕組みもなにかできそうな気がします。