今日9月15日は、リーマンショックの発端になった日です。
ここ最近の中ではコロナショックもありましたが、コロナはすさまじいV字回復となりましたからね。
そういう意味では、長期的な影響、さらには世界的に広がる世界恐慌というところでも、ここ最近ではリーマンショックレベルのものはなかったかもしれません。
もっとも、そんな何度もあっても困るんですけどね。
リーマンショックとは
当時アメリカでは、ガンガンお金を一般人に貸し、ガンガン住宅を買わせるのがトレンドになっていました。
しかしだんだん高金利になっていくもので、そんな都合よく経済もよくなるわけでもなく、こんなの払えないよーってことでヤバい!という問題が起きます。
そこでこのヤバそうなマイナスを、いろんな債権に混ぜてわかりにくくし、世界中に金融商品として広げることにしました。
そのローンをやっていた大手がリーマン・ブラザーズという会社で、そこがもうダメだ〜ってなって倒産した後、世界中の投資家が「あれ、自分の持ってるやつにもこれ混ざってるじゃーん」って気づいて、世界中がヤバいヤバいとなったのがリーマンショックです。
めっちゃかいつまんで説明しているので、そこんとこ失礼します。
日本でも当然ながら経済的には大ダメージです。
なんとこの年の10月に、日本の株価は7000円を下回ったんですよね。今はなんだかんだで3万なので、すさまじいことです。
世界恐慌はまた来るのか
昨年は、アメリカで景気後退が近いうちに起きるのではないかという話が多く出回りました。
リセッション、という言葉も普及しました。
アメリカはここのところぶっちぎりで景気がよかったんですよね。
コロナでもV字回復したわけですが、カンフル剤の副作用もあり、さすがにやばいのではないかと言われていました。
自分も今年の秋の段階でやばかったらリセッションくるかなという話を昨年末から今年の頭でしていたかなと思うのですが、結果的にはなんとか踏みとどまってくれましたね。
もっともまだ安泰とはいきませんが。
しかし、長い歴史ですから、リーマンレベルの世界恐慌はいつおきたっておかしくはないですよね。
コロナ以外でもウクライナの件や中国でのバブル崩壊など、理由をあげようとすればいくらでもそうなるきっかけはあります。
しかしこういうのって結果論ですからね。
たかがカネじゃないかという話ですが、世界恐慌は戦争に繋がります。
その昔あった1900年代初頭の世界恐慌は、のちのち太平洋戦争にも繋がっているとも捉えることもできます。
バブル的に成長しなくていいので、安定してゆるやかに経済成長するのがなによりも世界平和に繋がるわけで。
昔の教訓を活かし、次なる世界恐慌もうまく乗り切りたいですね。