未知の感染症にどう人類は立ち向かうのか


未知の感染症「疾病X」に対して、世界保健機関WHOが研究を加速させるべき感染症の一つとして認定しました。

未知の感染症「疾病X」に備えを WHOが対策に盛り込む(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース

わからないから怖い、未知の感染症

疾病Xというのは、まだわからない未知の感染症のことをいいます。聞きなれない言葉です。わからないものに対して、いったいどう対策するんだろう、とは思いますけど、何が起きてもきちんとした対応をしなくてはなりません。

前にブログでも書きましたが、スペイン風邪は世界中で多くの死者をもたらした病気でした。これまでも何度か世界規模で大流行した病気があります。国の対策によって、こういった病気が国内にもたらされないよう、また国外へ行かないように未然に防いでいることもあるかもしれませんね。しかし、これだけ物流と人が動く時代、完全に防ぐことは難しいことです。

ちょっと古い漫画ですが『エマージング』という漫画でも、こういった未知の感染症に立ち向かう話がありました。実際のところ、こんな風になるのかもしれません。90年代後半や2000年代は、こういった未知の感染症に対する作品も多くみられましたね。実際にも新型インフルエンザやSARS、エボラ出血熱なども大きな話題になった時代でした。

軍事やテロに使われるのか

バイオテクノロジーが発達した現代で怖いのが、こういったウイルスを人為的に改造し、戦争やテロで使われる可能性です。

90年代にはサリンがテロで使われるなど、化学兵器の怖さを世界中が再確認しました。爆弾ではなく、ウイルスで相手国にダメージを与える戦争になってもおかしくはありません。

例えば、人類を苦しめた天然痘ウイルスの撲滅には成功しましたが、最近では天然痘を人工的に作り出すことも可能といわれています。天然痘ウイルスを意図的に所有している国家もあるとされ、アメリカもアメリカ人口をカバーするほどの天然痘ワクチンを所有しているなんて話もあります。天然痘のほかにも、炭疽菌もまた人工的に兵器として扱いやすいウイルスといわれています。恐ろしい話ですね。

病気はいつだって大敵

ウイルスもまた日々進化を繰り返しています。これだけ医療が発達した現代でも、すぐに対応ができないようなウイルスが出てくる可能性もあります。病気はいつだって人類の大敵であるということです。考えるだけでも怖い話です。