邪馬台国は奈良にある?新技術で謎は明らかになるのか


日本の歴史にはまだまだわからないことがたくさんあります。

日本の歴史ミステリーの中でも、有名なものの一つが邪馬台国がどこにあるのか、合わせて卑弥呼とはなにものなのかということです。

邪馬台国はどこにあるのか

卑弥呼であったり、邪馬台国というのは、名前はとても有名です。日本にあった昔の王国、という印象のある方も多いでしょう。

実は、日本の歴史を記してある日本書紀や古事記には邪馬台国も卑弥呼も登場しません。登場するのは中国の歴史書である魏志倭人伝に出てくるものです。卑弥呼が女王であることや、当時の中国とやり取りがあったことなど含め、全て中国の歴史書に書いてあることです。

そのため、日本の歴史と邪馬台国や卑弥呼の歴史を直結させることは難しく、邪馬台国がどこにあるのか以前に、本当にあったのかというところからまだまだ謎が多い王国です。

卑弥呼の墓を調査

そんな謎の多い卑弥呼や邪馬台国ですが、卑弥呼の墓と思われる遺跡を調査するそうです。

卑弥呼の墓? 箸墓古墳を「透視」調査、宇宙線使い – 毎日新聞

奈良にある古墳です。こういった古墳は宮内庁が管理していて、勝手に調査ができないことになっています。

さすがにショベルカーなど重機を使って掘るわけにはいきません。ここで使われるのが、なんと宇宙線です。μ粒子(ミューオン)と呼ばれる宇宙線を使っていわゆる透視をするという最新技術です。

X線を使って荷物の中を調べる方法がありますが、それのようなものです。以前にはピラミッドの調査を行い、新発見もしています。なんと厚さ1キロでも通りにけることができる素粒子で、どんな遺跡でも調査できそうですね。

日本の古墳をμ粒子を使って調査するのは初めてとのこと。将来的に歴史の教科書にのるような大発見があるかもしれません。