日本でも円安の影響を受け、物価が上がっています。
現在は景気と連動していないスタグフレーション状態ですので、苦しさが伴うインフレとなっています。
ラーメン1000円の壁
ラーメンの価格が1000円を超えるのも、珍しい話ではなくなってしまいました。
しかしそれでも日本人の暮らしにとって、1000円というのは大きなボーダーラインです。
ただよくよく考えると、この状態が続いているというのもおかしな話なんですけどね。
昔は一銭という値を使っていたので、円を使うものはすべて高級だったわけですからね。
ただこの数十年は悪い意味でもインフレが止まってしまいましたので、1000円の価値はずっと1000円のままでした。
この心理的な壁は、この2023年において重くのしかかっています。
牛丼なども値上げをしていますが、ただでさえ800円、900円という心理的障壁に近いところでの価格設定の場合、なかなかこれを1100円、1200円とすることはできません。
高額硬貨や紙幣もアリ?
現在のインフレは企業努力でどうにかなるレベルを超えています。
実際のところ、値上げ以外に生き残る方法はないと考えています。
キャッシュレスだと900円も1100円もやってることは同じなのであまり差はないかもしれませんが、現金だと1000円札で足りるかどうかというのはやはり感覚としてけっこう違うなという印象があります。
自分も財布を持ち歩かずキャッシュレスと1000円札のみで移動することがありますが、現金しか使えないラーメン屋で1000円で足りず、断念した経験もあります。
なんだかんだでお金のキリのいいところって、心理的なところ以外にも障壁があるなと思います。
ワンコインという言葉もありますが、例えば1000円硬貨を発行したり、2000円札を復活させるというのも、一つの手なのかもしれません。
まぁでも実際は1000円硬貨の製造は簡単にできるでしょうが、偽造がちょい心配ですけどね。
政府としてはキャッシュレス浸透でこの心理的な壁を乗り越えたい気持ちもあるかもしれません。
ちょい長くなってきたので、続きはまた今度にしたいと思います。