大荒れの中でどう生き抜くか…世界情勢が不安定のときにこそ持っていたい二つのもの


この8月、経済は荒れています。

このブログを書いている午前8時の段階で、ドル円も105円台というここしばらくなかった水準になっています。2019年ですと1月に乱高下のときはこの水準まできましたが、あのときはすぐに戻りました。

今回はしっかり動いてこの水準で、ここを下回ると103円台、もしくは100円台というここ数年レベルでなかった水準へ到達する可能性もあります。

この理由は中国の問題であったりアメリカの動きだったりといろいろありますが、まだまだギリギリ織り込める範囲内です。

ですがもしこのタイミング経済面ではなくテロといった不確定の動きがあれば、一気に動くかもしれませんね。

危ないときは日本円を買う

昔から、経済が危ないときは日本円を買うというのが世界の定石です。有事の円買い、とも呼ばれます。

なぜならば、日本円はなによりも安全で安定した通貨だからです。

どこか諸外国の通貨であったり、株などを持つよりかはよほど日本円にしておくほうが安心ということです。

そのため、昔から世界でなにか不穏な動きがあると、日本円が買われ、円高になります。

さてここで自分自身も感じる疑問ですが、もし日本でなにか不穏な動きがあると、どうなるのでしょうか?

これはつまるところ結果論なので、非常になんとも言えないところです。

日本で何かが起こり日本がピンチになる→世界へその不安が波及する→世界の経済が危なくなる→安全のために日本円を

という意味の分からない構図になる可能性もあるかもしれない…というところが摩訶不思議な話でありまして、為替も投機目的で動くケースが多く、複合的な目論見次第でどう動くか変わるでしょうね。

ここ近年での日本で何かがあってピンチに、という出来事といえば東日本大震災です。このときは、しっかりと「有事の円買い」が発動しました。

ですが、そんな「有事の円買い」ですが、今後は必ずしも適応されない可能性があるというのも、海外メディアは指摘しています。

危ないときは金を買う

それともう一つ、人間が持つ日本円、いやそれよりも安全で安定した存在が、金です。

カネではありません。ゴールドのことです。

経済的な不安によるものもあるでしょうが、金の金額は徐々に上がっています。

そしてなんと、その価格が過去最高値へ達したという報道がありました。

金先物が過去最高値、東商取 一時1グラム5128円(共同通信) – Yahoo!ニュース

国が発行している通貨は、結局はその国の信用の問題です。

しかし金は違います。金は人類のあこがれでもあり、古今東西問わず、富の象徴として位置づけられています。

今後世界でどんなことが起きようとも、金の価値は変わらないというのが世界経済の見立てなのです。

投資漫画の「インベスターZ」でも、「金を持てばモテる」という話もありましたね。

金の延べ棒を買うというとなんだか成金でいやらしいイメージもあるかもしれませんが、高い時計や車、不動産などに資産を移すよりかは、金を買うというのは堅実な選択肢だったりして?