QUESTIONより
恩赦ってなぜ必要なのでしょうか? いくらおめでたいことがあろうと、悪いことがなかったことになる必要性はないように思ってしまいます。
今年の頭に書いたブログで、恩赦があるかもしれない、という話をしました。
有罪判決すら無効になるってどういうこと?今年は恩赦があるかもしれない!
恩赦にもいろいろあって、刑の執行を見送るものもあれば、判決を覆し罪自体がなかったことにするものもあります。
今年は恩赦はどんな規模?
今年はどうなるかなと思っていましたが、先日報道がありました。
なんと55万人規模での恩赦となるそうです。
26年ぶりの恩赦で戦後も何回か行われています。
55万人ってやばくね?と思うかもしれませんが…
平成の代替わりのときには二度恩赦が行われ、合計で1250万人の恩赦がありました。その数字に比べたらかわいいものです。
どうして恩赦があるのか
恩赦って、まぁよくよく考えるとおかしな話ではあります。
昔から続いている慣習のようなもので、奈良時代からあるともいわれています。
しかしこんな現代社会でそんな制度があるのはいったい…と疑問の声も多く、報道によれば国民からも反対する人の声が多いようです。
恩赦にもいろいろと由来があり、なぜこの慣習があるのかはよくわかりません。
昔は社会制度や刑罰も今よりは曖昧な部分が多かったのも一つの理由でしょうし、もしかしたら政治犯とかも代替わりでもういいじゃん、的なのもあったのかなとか思ったり。
まぁ今は昔とも違いますし、なにかと気持ち的なところで異議を唱える人も多いでしょう。昔だったら天皇陛下が罪を恩赦にしてくれるってことでこんなありがたい話はない!みたいな感じだったとは思いますけどね。今は全部報道されますしね。
国民感情としても難しいテーマで、なぜ恩赦があるのかをきちんと説明するのは難しそうですね。全員を納得させるのは無理かなぁとは思います。
この自分ですら恩赦についてはちょっと無理があるかなと思っています。明らかに重病人とか、明らかに冤罪とか一人とか二人ならまだしも、55万人ですからね。
恩赦があるなら、ぜひとも税金面でみんなに恩赦してほしいものです。