QUESTIONより
今に始まったことではないですが、ペットビジネスの市場が増えると同時に動物の殺処分数も増えている現代です。彩雨さんはこの現状や、現行の対策について思うところはありますか?
ペットショップに行くと、かわいい犬や猫がたくさんいます。生まれたての動物たちから、ちょっと数か月育ったものもいますよね。
そしてみなさんもご存知のとおり、長く生きれば生きるほど、売値が下がってしまうという悲しい現実もあります。
ペットショップコーナーを見かけるたびにいて値段がどんどん下がっていった動物もぱたりといなくなることがあります。それが、素敵な飼い主に出会えた結果であればいいのですが。
ペットの殺処分
さて、ペットビジネスはまたここにきてブームがきつつあります。その一方でたしかに殺処分についても議題にあがるわけですが、ペットの殺処分は減少傾向にあると言われています。
現在は民間団体の力もあり、動物たちが保健所に行く前に保護できるシステムができてきています。その結果、昔よりも殺処分数が減っているのです。
ペットショップの在り方
海外ではペットショップでは生体は取り扱ってない国も多いです。そのため、ブリーダーから引き取る、という形が主流です。もしくは、ペットシェルターという保護された動物を収容する施設から引き取る、という形になります。
純血種へのこだわりがめっちゃあるならブリーダーから、雑種でもなんでもいい、という人はペットシェルターからという感じなのでしょうかね。
ペットショップで物として動物を売買する、というスタイルが残っている日本は珍しいほうと言われています。日本も動物愛護の観点から、法制度を含めてこのあたりの仕組みを変えていく必要があるのかもしれません。
インターネットの活用も
ペットを飼いたいという人は、保護された動物たちから迎え入れるというスタイルを定着する必要もあるでしょう。インターネットには保護された動物の情報が山ほど掲載されています。必ずしもペットショップで購入するルートだけがペットを飼うルートではないのです。興味のある人はこういった里親募集のサイトをぜひ見てほしいものです。みなさんが住んでいる地域にもきっとあると思います。
ちなみにヴィジュアル系でも動物保護団体があります。
http://www.visumal.com/
こういった民間の団体と、一般人がそういった団体の活動を知ることが、なにより動物保護につながることでしょう。みなさんの周りでペットを飼いたくてペットショップに行こうとしている人がいたら、そういう団体を紹介してあげてくださいね。あとはその方がいろいろ理解した上で、どういうルートで動物を迎え入れるべきかを考えればいいのです。