メルたま動画という企画をYouTubeでやっています。
ChatGPTにこのブログを読ませて、それについてメルメリーとたまおが会話をしながら進めていくショート動画です。
今回はその応用です。
Claude3で台本を書かせる
ChatGPTはとても優秀ですが、Claude3にはそれとはまた違う優秀さがあります。
とくに自然言語系ではChatGPTを上回ってるようにも感じています。
今回は台本を書かせるテストです。
プロンプトは簡潔にこんな感じです。
比較のために、ChatGPTでも同じプロンプト、同じ議題で試してみます。
テーマは「明智光秀の謎」
なんでもよかったんですが、今回はパッと頭の中で思い浮かんだ「明智光秀の謎」にします。
明確に共通の答えがある議題よりかは、応用が効く内容がいいかなと思いまして。
ちょっと長いですが、両方をここにコピペしますので、ぜひ読んでみてください。
<ChatGPT版>
<冒頭>
メルメリー:おはよう、たまお!今日も元気そうだね!
たまお:おはよう、メルメリー。あなたはいつも以上に元気ね。何か良いことでもあったの?
メルメリー:ぼくね、昨日、歴史のドキュメンタリーを見ててさ。明智光秀についての謎がいっぱいあるって話にすっごくハマっちゃって!
たまお:ふふ、それは興味深いわね。明智光秀といえば、本能寺の変で有名だけど、彼については謎が多いわよね。
メルメリー:そうそう!そんなわけで、今日はその謎についてお互いに話してみない?
たまお:いいわね、それなら私もいくつか知ってる話があるわ。始めましょうか。
<本編>
メルメリー:じゃあ最初にね、なんで光秀は織田信長を裏切ったのかって謎!いろんな説があるけど、たまおはどう思う?
たまお:そうね、動機には様々な説があるわ。過酷な扱いを受けたから、野望があったから、信長の政治に不満があったから…でも、私は信長との間に深い不和があったという説が興味深いわ。具体的な理由は定かではないけれど、人間関係の複雑さが一因かもしれないわね。
メルメリー:なるほどね~!でもね、光秀の人物像についても謎が多いんだ。彼は裏切り者ってイメージが強いけど、実はすごく有能で、文化人としても知られていたんだよ。
たまお:そうよね。彼は詩を書いたり、茶の湯に精通していたり、非常に教養のある人物だったと言われているわ。彼の行動一つ一つには、より深い考えがあったのかもしれないわね。
メルメリー:そしてね、本能寺の変後の光秀の行動も大きな謎だよ。なんで山崎の戦いであんなに早く敗れちゃったのかな。
たまお:あれには色々な要因が絡んでいるわ。兵力の差、裏切り、そして彼自身の戦略の失敗…。でも、最終的には、彼の運命を左右したのは、当時の状況や人々の心理が複雑に絡み合った結果かもしれないわ。
<漫才>
メルメリー:ところでたまお、光秀が本能寺で「どうしてもこのタペストリーが欲しかったんだ!」って言いながら信長に切り込んだって説、知ってる?
たまお:…それはどういう歴史解釈よ?全くもって根拠がなさすぎるわ!あなたの想像力にはいつも驚かされるけれど、そんな軽はずみなことを言ってはいけないわ。
メルメリー:え~、でも、想像するのは楽しいよ!「信長、そのうちわ譲ってくれない?」って光秀が言って、それがすべての始まりだったりして。
たまお:本当にもう…。あなたのボケには困ったものね。でも、歴史の謎を考えることは、私たちに多くの想像力と理解を要求するわ。ただし、根拠のある情報を基にね。
メルメリー:わかったよ、たまお。次からはもっと真面目に考えるよ!
たまお:それを聞いて安心したわ。それでは皆様、ごきげんよう。またお会いしましょう。
<終了>
続いてClaude3版です。
了解です!明智光秀の謎についての台本を作成いたします。
<冒頭>
メルメリー:「たまおちゃん、今日の晩ご飯は何にする?」
たまお:「そうね…今日はカレーにしようかしら。スパイスをきかせた本格的なカレーを作ってみたいの。」
メルメリー:「わぁ!カレーいいね!ぼくも食べたい!」
たまお:「ええ、あなたも一緒に作りましょう。ところで、メルメリー、歴史上の人物で興味のある人はいるかしら?」
メルメリー:「うーん…明智光秀かな!でも、なんか謎が多い人だよね。」
たまお:「そうね。明智光秀は本能寺の変を起こした人物として有名だけれど、彼の動機や真相については諸説あるわ。」
<本編>
メルメリー:「そうなんだ!明智光秀って、信長に仕えてたのに、なんで裏切ったんだろう?」
たまお:「諸説あるけれど、有力な説の一つが、信長から十分な信頼を得られなかったことよ。光秀は、永年の功績にもかかわらず、重要な役職に就けなかったの。」
メルメリー:「へぇ…でも、だからって主君を裏切るのはどうなのかな?」
たまお:「それも一理あるわ。でも、当時は下剋上の時代で、主君に反抗することも珍しくなかったのよ。光秀には野心があったのかもしれないわね。」
メルメリー:「なるほど…でも、光秀の最期も謎だらけだよね。」
たまお:「ええ、本能寺の変の後、光秀は山崎の戦いで豊臣秀吉に敗れるわ。そして、切腹したと言われているけれど、真相は分からないの。」
メルメリー:「う~ん…結局、明智光秀の真の姿は謎のままなんだね。」
たまお:「そうね。歴史上の人物の内面を完全に理解するのは難しいわ。でも、だからこそ魅力的とも言えるわね。」
<漫才>
メルメリー:「たまおちゃん、明智光秀ってさ、何で『明智』なの?」
たまお:「…名字だからでしょう。」
メルメリー:「違うよ!きっと、明るい智恵を持ってるから『明智』なんだよ!」
たまお:「はぁ…そんな安直な理由じゃないわよ。」
メルメリー:「じゃあ、本能寺の変を起こしたから『変智』じゃないの?」
たまお:「はぁ!?意味不明よ!明智は苗字なの!由来は諸説あるけど、そんなくだらない理由じゃないわ!」
メルメリー:「え~、つまんない~。」
たまお:「しっかりした歴史の勉強をしなさい!…というわけで、明智光秀について語ってきましたが、謎が多くて面白い人物ですね。歴史にはまだまだ謎が眠っています。それでは皆様、ごきげんよう。またお会いしましょう!」
考察してみます
まず冒頭部分ですが、指示では関係ない話からスタートしてくださいとしています。
ChatGPTは歴史ドキュメンタリーを見たところから、しかしClaude3はカレー作りからスタートしています。
希望としてはカレーから明智光秀に絶妙に流れれば最高だったんですが、ちゃんと関係ない話をしているのはClaude3のほうですね。
本編のほうは、どちらも似ている印象があります。想像以上に組み立て方が似ているので、逆にここが驚きでした。
漫才の方は、ChatGPT版の方が突拍子も無い展開にはなっていますが、まぁこんなもんかなという印象です。
漫才パートの方がAIの文章の癖がでやすいのか、ChatGPT版の方がやはり英語の直訳っぽさはあるかなという印象です。たまおの返しとかが、アメリカ人っぽさを感じます。
そういう意味では、Claude3の日本語の方が滑らかな印象がありますね。
もう少しいろいろと使ってみながら、引き続き探っていきたいと思います。