進化論は、今のところ正しい説として世界で受け入れられています。
ただしそれは短い期間で進化するわけではなく、長い時間をかけて少しずつ進化していくイメージもあります。
アフリカで、ちょっと気になることが起きているようです。
生まれつき牙を持たない雌象
みなさんもご存じの通り、古くより象牙は高額で売買されています。
動物保護の観点から象牙を規制したりしていますが、密猟もお金になるということで、悲しいことにこれまでたくさんの象が殺されています。
アフリカで、興味深いニュースがあります。
生まれつき牙を持たない雌象が増えているということです。記事はこちらです。
牙のない雌ゾウが増加、密猟への遺伝的な反応で モザンビーク(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース
記事によると、1972年から2000年までのおよそ30年で、3倍以上に増えているそうです。
その原因に、密漁があるのではないかということです。
結果はどうあれ、象牙信仰はもう時代遅れ
ただしこちらの件について、それがすなわち進化論と関係あるのかどうか、ちょっと怪しい気もします。
象はそれなりに長い寿命を持つ生物ですので、そんなに早く進化するものなの?という疑問もありますね。
ただ、こういった密猟が今後も続くのであれば、たしかに牙がない象が結果的に生き残ることができます。
そうなると、たしかにこういうことが起きてもおかしくはないかもしれません。
今回の件はともかく、人間行動が生物の進化に影響を与えることは十分にあるでしょうね。
そのうち殺虫剤なんかも効かないように進化しちゃうかもですしね。
そして、やはりこういったニュースからも、象牙がすなわち高級品という象牙信仰は、そろそろ終わりにしなければならないということを感じることができます。
象牙問題については、2年前のこちらの記事で詳しくお話しています。
興味ある方は合わせてこちらをご覧くださいね。