2年ぶりにエルニーニョ現象が発生!ところでエルニーニョ現象って意味わかる?


2年ぶりにエルニーニョ現象が発生しました。

今年は暖冬になる可能性が高まっています。

さて、エルニーニョ現象というのは昔からよく聞く言葉ではありますが、いったい何のことなのかちゃんと把握している人は少ないかもしれません。

今回はエルニーニョ現象についておさらいしてみましょう。

エルニーニョ現象とはなにか

エルニーニョというのはスペイン語です。子供という意味もありますが、BOYという意味もあります。クリスマスの時期に現れる暖流のことをペルー北部の漁師がエルニーニョと呼んでいたことから、エルニーニョ現象という言葉が定着したといわれています。

よくエルニーニョ現象と逆にでラニーニャ現象という言葉がありますが、ラニーニャというのは女の子という意味です。

エルニーニョ現象とは、赤道から南米ペルーにかけて海面の水温が上がることをいいます。日本から遠い海の話です。しかし地球はつながっているということで、この地域の海面水温は世界中の気候に影響を与えます。

エルニーニョ現象による異常気象

日本ではエルニーニョ現象になると暖冬になります。正直なところ、寒がりの彩雨さんにとってはありがたいことです。しかしありがたいのは彩雨さんだけで、世界中で異常気象になります。

過去にも97年にすさまじいエルニーニョ現象が起きたのですが、その時は東南アジアでは雨が降らずに干ばつが発生しました。逆にアメリカ南部やメキシコでは大雨による被害もありました。日本でも大きな台風が立て続けにくるなどの被害がありました。

暖冬も暮らす分にはありがたいかもしれませんが、農作物の影響などももちろんあります。冬は暖かければいいということではありません。

今年のエルニーニョ現象については以前より可能性が高いという報道がありまして、今年の冬は暖冬ではないかといわれていました。昨年のようにすさまじい雪が積もるということはないかもしれませんが、気温差なども激しくなる可能性もあり、注意が必要です。11月は気候がすごい勢いで変わる季節です。冬に備えなければなりませんね。