歯の不足に革命を!最新科学で新たな歯を生やす治験進行中


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。

世界初、歯が生える薬の治験開始

大阪で、歯の数が足りない人に薬で歯を生やす治験が始まることが発表されました。生まれつき6本以上歯が足りない先天性の症状は、人口の0.1%に見られるそうです。この症状は、食べ物を噛んだり言葉を発したりする力が弱く、子供の成長に悪影響を及ぼすことがあります。従来の治療は、成人になってからの入れ歯やインプラントに限られていました。

マウス実験からヒトへの応用

研究者たちは、マウスを使った実験から、特定のタンパク質の働きを抑えることで歯の成長を促すことを発見しました。この仕組みを活かして、歯が欠損している人に歯を生やす実験を今年の秋から始めるとのことです。

薬は腕から点滴で投与し、頭から歯が生えてくることはないので安心だそうです。適切な場所に歯が生えてくるように工夫がされているようですね。

虫歯や永久歯を失った人への応用

この治療法は、生まれつき歯が足りない人だけでなく、虫歯や事故で永久歯を失った人にも応用できる可能性があります。2030年には実用化が目指されており、乳歯や永久歯に続く第3の歯を生やすことに成功したら、多くの人々に福音をもたらすかもしれません。

虫歯が多い私としては、将来的に自分の歯を再生できる可能性があるというのは非常に楽しみなニュースです。今後の研究の進展と、続報に注目していきたいと思います。