実は今、ガソリンスタンドが減少しているらしいです。
みなさんのお住いの周りはどうですか?
そういえばキングレコード近くのガソリンスタンドはもうなくなって違うお店になってしまいましたね。
いわれてみると、都内でもガソリンスタンドが昔あったんだろうな、って思うような建物がいくつかあります。
現在はピーク時の半分ほどになっているそうです。
ガソリンスタンドが減少している理由
ガソリンスタンドが減少している理由はいくつかあります。
ここ20年くらいは、車の低燃費化がかなり進んでいます。
車が低燃費になるということは、それだけガソリンをいれる頻度が減るということです。
車の台数が変わらなかったとしても、必要なガソリン量は減るわけで、需要はなくなっていきます。
それでいて車離れなんて言われているわけで、ますます追い打ちになりますね。
ハイブリッドカーとか、さらには電気自動車が普及するかというこのタイミングで、ガソリンスタンドを作ろう、とはなりにくいわけですね。
しかし調べてみると、こういった技術的なところだけでもなさそうです。
1996年4月に「特定石油製品輸入暫定措置法」が廃止され、ガソリン輸入が解禁となりました。実はこれ以外にも多くの法律があり、石油産業はかなり手厚く守られていたのですが、80年代あたりからじわじわと法改正が進み、96年の自由化と98年の消防法の改正によるセルフスタンドの登場などで、一気に競争が激化しました。利益率はどんどん下がっていきます。
このあたりから、石油業界の吸収合併が盛んになって、今の形へとつながっていきます。
その後の法改正でガソリンスタンドの地下タンクを改修しなきゃいけないとかいろいろありまして、その費用もすごい金額がかかるわけで、そのあたりからゆるやかにガソリンスタンドが減っていくという形のようです。
セルフスタンドのAI化
現在注目されているのは、セルフスタンドのAI化です。
セルフスタンドは自分でガソリンをいれるわけですが、実はカメラで人がチェックし、やっています。
そういうわけで、完全にセルフというわけではありません。
人件費節約のために、このカメラでの監視をAIが画像処理を行いやるというシステムが開発中みたいです。
まぁガソリンスタンドが完全に無人化してしまったら何かあったときに心配ですけど、AIにできることはAIに、という流れはこういったところにも現れているわけですね。