総務省が推奨する、JPQRが遂に本格スタートしそうです。
キャッシュレス推奨派の自分としては、このサービスは今後必須なものとして注目しています。
JPQRとは
ここ2年くらいで、多くのQRコード決済のサービスが登場しました。しかしあまりにも数が多く、ユーザーも店舗側も把握するのが一苦労です。
こういうサービスの過渡期には必ずこういった戦国時代が生まれるもので、最終的にはゆるやかに淘汰されていくもので、3つくらいに集約されるのではないかとは予想していますが、それはまだ先の話です。
JPQRというのは、日本で利用できるQRコード決済をそれぞれ別でやるのではなく、一つのQRコードに集約させてしまおうという仕組みです。
クレジットカードにもたくさんのカード会社がありますが、それを読み取るとき、VISAで、とか言わないで、カードで、で通じますよね。QRコードも同じで、PayPayで、ではなく、QR決済で、ですべてのQRコード決済を統一できるようにするということで。お店側の負担もお客さん側の負担も減ります。
手数料問題
PayPayが、これまで無料だった決済手数料を取り始める、という情報が流れています。
たしかにJPQRのホームページにはそうありますが、どうやら店舗側が直接PayPayと契約した場合はまだ無料のようで、JPQR経由の場合と直接の場合で手数料が異なるということのようです。
QRコード決済はクレジットカードより手数料は安いという触れ込みもありましたが、それでもいずれは決済手数料を取るしかなくなってくるわけで、店舗側にとって大きな負担にならないようにはしてもらいたいものです。
しかしこれまで消費者側の人間としてはクレジットカードも含め決済手数料など気にしたことありませんでしたが、こうして手数料の話題も消費者側の中でも上がるというのは、それだけキャッシュレスサービスにとって決済手数料というのが重要な関心ごとであるということなんでしょうね。
店側のメリット
店舗側としては、最終的にはこういったものも使う段階になるでしょうが、まだ様子見のところも多いと思います。
実感としては、最初にQRコード決済を導入した店舗も、一部でサービスを打ち切るところも増えてきています。意外と手間がかかるということと、手数料の問題もあります。
前者の手間については、もう少しなにか工夫ができそうな気もするんですけどね。とくにコンビニのように読み取るだけならともかく、あの金額入力は時間がかかります。手数料については、ユーザーが増えたり政府からの補助金などにも期待しつつ、うまくやってもらうしかないですよね。まぁさすがにゼロというわけにはいかないでしょうしね。
近年はスマホ自体にFeliCa内臓が増えてきたことや、レジもNFC対応が増えてきたこともあり、日本ではQRコード決済よりやはりタッチ決済が主流になっていきそうな予感もしています。自分自身もQRコード決済はそこまで頻繁には使わなくて、こういったキャッシュレスでの買い物の大半はタッチ決済で行っています。
もうまもなくキャッシュレス還元も終わりますが、ただでさえ消費が落ち込んでしまったこの2020年の中で、キャッシュレス事業についても周知徹底にはまだ時間がかかりそうです。