SF映画が現実に?脳チップで「テレパシー」を実現するニューラリンクの挑戦


これはスタエフ音声配信の文字起こしをブログ化したものです。

今回のニュースは、イーロン・マスク氏が率いるニューラリンク社が、2人目の脳チップ埋め込み被験者を募集しているというものです。ニューラリンクは、脳内にチップを埋め込むことで、コンピューターを操作したり、将来的にはテレパシーのようにコミュニケーションを取ることを目指しています。

夢のような技術、脳チップ埋め込みの可能性

SF映画のような話かもしれませんが、もしスマホを脳チップで操作できれば、口で何も喋らずに遠くにいる人とコミュニケーションを取ることができるかもしれません。私自身、この研究開発に非常に興味を持っています。

実は、ニューラリンクは今年の頭にすでに実験を行っており、うまくいっているようです。被験者はゲームをしたりパソコンを動かしたりすることができるようになったとのこと。SF の世界が現実になりつつあるのかもしれません。

ニューラリンクの臨床研究、体の不自由を克服する希望

今回の募集は、体が不自由な人を対象としているようです。イーロン・マスク氏自らがツイッターで呼びかけており、「両手両足に麻痺があり、PC操作の新しい方法を模索したい人は、ぜひ臨床研究に協力を」と述べています。

第1号の被験者は、術後にチップの電極系が脳から引っ込んでしまい、一時的に機能低下を起こしたようですが、アルゴリズムを変えることで問題に対応したとのこと。初めてのことには大きなインパクトとリスクがありますが、前例があるというのは安心材料になるかもしれません。

脳チップ埋め込みの未来、他社の取り組みにも注目

ニューラリンク以外にも、同様の研究をしている企業があります。シンクロン社は、頭蓋骨に穴を開けずに、頸動静脈からチップを入れて脳の表面に埋め込む方法を開発しているそうです。すでに10人の被験者がいるとのこと。驚くべき技術の進歩ですね。

世の中はどんどん進化しており、昔SFだと思っていたことも実現されるようになっています。50年後には、脳にチップを埋め込むことが当たり前になっているかもしれません。そのためには、こういった挑戦が必要不可欠です。

「Future is now」という言葉があるように、全ての未来は今の延長線上にあります。イーロン・マスク氏の試みは応援したいと思います。自分自身が脳チップを埋め込むかどうかは別として、10年後、20年後には日本でもスタートしているかもしれませんね。

明日どうなるかわかりませんが、どんな未来が待っているのか楽しみです。今日の努力が、素晴らしい未来につながっていくのだと信じています。