これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。
小学新1年生に配布される黄色いワッペンに、人気キャラクター「ピカチュウ」がデザインされていることから、転売が相次いでいます。メルカリでは、3,000円前後から1万円以上の価格で出品されているそうです。
「ワッペンは使わないので出品します」という出品者に対して、「転売するなんて信じられない」「子供の安全のために配られたのに」といった批判コメントが多く寄せられています。中には、「1年生の親が子供からワッペンを取り上げて売っているのか」と疑問を呈する声もあります。
ワッペンの役割と保険適用の誤解
ワッペンの裏面には「交通事故傷害保険付き」と書かれていますが、これは誤解を招きやすい表現かもしれません。ワッペン自体に保険証書としての機能があるわけではなく、国内の小学1年生なら、ワッペンを持っていなくても保険は適用されるのです。
学校から「ワッペンをつけていないと保険が下りません」と説明された保護者もいるようですが、これは誤りです。子供がワッペンをなくしたり破損してしまうことは珍しくないため、予備のワッペンを用意する必要はないでしょう。
交通安全啓発としてのワッペンの意義
黄色いランドセルカバーなど、交通安全を目的としたアイテムは昔からありますが、最近のランドセルは多様化しており、必ずしもカバーが装着できるとは限りません。かといって、ワッペンをつけたから安全というわけでもないでしょう。
ただ、こうしたワッペンを配ることで、交通安全への意識を高めることはできます。特に子供は予期せぬ行動をとることがあるため、注意喚起は大切です。ワッペンを配ること自体は良いことだと思います。
転売問題の難しさ
ピカチュウという人気キャラクターがデザインされた非売品のワッペンは、転売市場で高値がつくのも納得できます。売りたい人がいれば、買いたい人もいるというのが実情でしょう。しかし、交通安全啓発を目的としたアイテムが転売されるというのは、複雑な問題を孕んでいます。簡単に答えの出せる問題ではありませんが、考えていく必要があるでしょう。