映画館の運営も柔軟に、求められる変化


このブログでもたびたび話題に出すのが、〇〇放題です。

例えば高田馬場AREAに行き放題、とか

お酒の飲み放題などはもう一般的ですが、最近はコーヒーの一ヶ月飲み放題、お酒の24時間飲み放題、ラーメンの一ヶ月食べ放題など、これまでよりも多彩な〇〇放題が登場しています。

映画館行き放題はありえるか

アメリカでは映画を定額制にしているところもあるそうです。

日本だと映画は1回で1800円ほどかかります。Huluは月額1000円ほどで映画が見放題、Amazon Primeはもっと安いです。映画館で見れば最新作を大画面で見られるということもあり比べるのはフェアではありませんが、それでもこういったサブスクリプション型の映画サービスは映画館にとっては脅威の存在となりえます。

ネット時代に生き残りかける映画館 料金細分化の韓国と格安定額制のアメリカ(ニューズウィーク日本版) – Yahoo!ニュース

現実的に、日本で今の段階で映画館の収益が大幅に下がっているかというとそうではないようですね。

60年余りの間の映画館数の変化をグラフ化してみる(最新) : ガベージニュース

映画館の見放題というのは意外とありかなとは思いましたが、今の段階でそれに踏み切るほど切羽詰まっている状況ではなさそうです。マネーフローの問題も含め、クリアしなければならない面もありそうですね。

実際にこういうサービスがあれば、きっともっとたくさん映画を見そうな気がしますけどね。

新作はお金もかかるので、ガラガラの映画館は余剰設備や余剰スペースを利用して、旧作を見放題で提供するようなサービスを展開しても面白いかも。著作権的にはどうクリアすればいいのかわからないけど。

求められる多目的ホール

映画を見たり、ライブができたり、スポーツや音楽コンサートのパブリックビューイングができたり、お芝居ができたり…その日の用途によって、システムや客席を変形できる多目的ホールが求められているような気がします。

もっとも大手の映画館なら資本力もあるしいいんでしょうけど、個人で経営するならなおさらです。最近は個人経営の映画館も少なくなってるような。

高松DIMEのように昔の映画館をライブハウスにしているところもありますよね。映画館とか、ライブハウスとか、本来であればそうやって用途を限定したスペースであるほうがいいのでしょうけど、今の時代はどうしてもマルチな用途に使える多目的ホールのほうがリスクは少ないのかもしれません。地方だと、ライブハウスに大型スクリーンを設置して、そこでサッカー日本代表の試合をパブリックビューイングのように見る企画もあったりします。そういうのって大事だなと思うわけです。もちろん著作権的なクリアも必要ですけどね。