デジタルカメラ、というものを最初に使い始めたのはいつだったかな。当時はメモリーカード(使ってたのはたしかスマートメディアだったかな)がめっちゃ高くて、写真ちょっと取ったらいっぱいになっちゃうくらいの容量だったような。
デジカメは画質が低いし、メディア代は高いしなんだかなぁ、という時代のころにはデジカメを持っていたかもしれません。
デジカメ全盛期
いつのころからか、ほぼすべてのカメラはデジカメになりましたね。一般人用の小型カメラからプロ用の一眼レフまで、そのクオリティは昔のものとはけた違いです。
フィルムを使わないので、フィルムという物理的な大きさにもとらわれることなく、小型化にも成功しました。
当時はメモリーカード、コンパクトフラッシュ、SDカードなどさまざまなメディアが混在していましたが、それもだいたいSDカードに集約されましたね。さらに値段もかなり下がり、大容量となりました。一般的な使い方をするならば、SDカードを何枚も持ち歩く必要もないくらいですね。
フィルムカメラとは違い動画にも対応しているというのも大きなメリットです。ビデオカメラとフィルムカメラを持ち歩いていたなんて信じられませんね。もうここ10年はMV撮影も完全にデジタルベースのものでやってます。意外に思われるかもしれないですけど、商用の映像撮影でも一眼レフカメラを使ってるんですよ。それくらいきれいな映像が撮れるということですね。
デジカメを使わなくなった
さて、そんなデジカメですが、うちにはデジカメはありません。いつのころからデジカメを使わなくなりました。最後にデジカメで撮影したのっていつだろうな。
カメラ付携帯、いわゆる写メというものが登場したのは2000年です。当時の内蔵カメラは、それこそデジカメ黎明期と同じで画質の荒いものでした。しかし通信速度も低かったので、荒くないと送受信がやりにくいというのもありましたけどね。
写メはその後、一般化されました。携帯電話にはカメラが付くのが当たり前になります。その後登場したのがスマートフォンです。もちろんカメラが付いているのが当たり前になります。
そうなると、どうしても立場が危うくなるのがデジカメです。気楽に写真を撮るという意味では、必ずしもデジカメを持ち歩く必要がなくなったからです。
デジカメはなくなるのか
実はデジカメを開発する上でのノウハウはスマホでも使われていて、多くのスマホメーカーに技術協力しているなんて話もあります。デジカメ開発が無駄になっているわけではなく、形を変えて生き続けているのです。
この構図はスマホの台頭によりウォークマンが減少傾向にあるのと同じ流れです。
そしてカシオがデジカメから完全撤退することを発表しました。これは致し方ないことなのかもしれません。しかしそこで培った技術と開発力は形を変えて再び市場へ投入されることでしょう。
デジカメと呼ばれるものはなくなるのか、これについては正直わかりません。プロ用の本格的な一眼レフのものは残るでしょうが、コンパクトカメラのニーズで考えるとスマホと対抗するのは難しいようにも思えます。昨今はインスタグラムなど写真投稿がブームになっていますが、簡単にスマホとの連携ができるようにならないと対抗するのは難しいかもしれません。スマホに対抗するのではなく、スマホとどう共存するかを考えるほうがいいでしょうね。
カシオがこの後どのような商品を発表するのか楽しみです。