これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。
築年数だけで判断することの落とし穴
家賃がもったいないという理由で、30代や40代でマイホームを買う人が多いですよね。でも築年数だけを見て判断するのは危険です。例えば30代で築20年の中古戸建てを買ったら、30年後には築50年になり大規模なリフォームが必要になります。
さらに子育て中の家庭の場合、20年後には子供たちが独立して広い家が使いにくくなる可能性も高いんです。将来売ることも考えて、売りやすい状態にしておくことが大事ですね。
また最新の便利家電を使いたくても、古い家だと設置が難しい場合があります。ビルトイン食洗機は古い家には無理ですし、ロボット掃除機も段差が多い古い間取りではスムーズに動きません。
東京における地域差と将来への不安
地域によって事情は大きく変わります。東京都心の湾岸エリアのタワーマンションでなければ、正直築20年も30年も大差ないと思います。都心は新しいマンションを建てる場所がもうありませんからね。
湾岸エリアや少し外れたところにマンションがニョキニョキ建っていますが、30年、40年経ったらどうなるんでしょうか。山手線沿線のタワーマンションならまだわかりますが、離れたところのタワーマンションは将来巨大なゴーストタウンにならないか心配です。
今の住宅市場で賢い選択とは
1995年の阪神淡路大震災以降、耐震性を重視するようになったので、それより新しい建物なら基本的に安心できます。日本の建築会社はしっかりしていますから。
住宅価格は海外資本の流入もあって上昇していて、バブルの記憶がある人も多いので、買い時の判断が難しいところです。個人的には、2025年現在、東京に住むなら賃貸がベストだと思っています。人によって考え方は違いますが、東京の暮らし方としては賃貸が一番賢い選択じゃないでしょうか。