人は家畜なのかもしれない


地球上に君臨する人間。

体は強いわけではないものの、数多くの動物を支配している生き物です。

中には品種改良の結果、人間の下僕になった生物も。

そう、家畜化です。

今回は手書きブログです。

家畜化とは

家畜を支配というのは大げさではないかと考える人もいるかもしれませんが、あながちそうともいいきれません。

家畜化するというのは、長い時間をかけた品種改良でもあります。

そこら辺にいる生き物を飼ったら家畜になるわけではありません。そういうのは人に慣れてたり、調教したりすることですが、家畜とは違います。

家畜化させるためには、人間に従順な個体のみをピックアップし、長い時間かけて交配させる必要があります。

遺伝子レベルで人間の支配下にある生き物なのです。

そのため、家畜化された生物が野生に戻るのは非常に困難なのです。

人間によってカスタマイズされ、人間によって支配されやすいようになっています。

食べ物も人間のように雑食になったり、野生的な攻撃性がなくなり、全体的にデフォルメされたフォルム、表情になるのも特徴なのです。

人間も家畜なのかもしれない

なんでもかんでも家畜化できるわけでもありません。

成功した事例はむしろ少なく、代表的なところだと牛や豚、犬や猫などです。

シマウマやバッファローのように、家畜化にトライしたものの失敗した事例も多いです。

そして最後に興味深い話も。

人間は社会を作り集団で生活する生き物です。

そのため、他の動物や旧人類より力は弱く単独では負けてしまうものの、集団になると強い生き物でもあります。

しかし社会でやっていくためには、明らかに逸脱した攻撃性であったり、従順ではない人間は社会から排除されていきます。

これは、長い時間を欠けて人が人そのものを家畜化させてきたともいえるのかもしれません。

これを読んでいるみなさんも、書いている自分もまた、人間の家畜なのかもしれません。