TOEIC不正受験!3mm極小イヤホン&マスク内マイク…進化するカンニング手口と試験の限界


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。

今日は、TOEICの不正受験に関する驚きのニュースと、そこから見えてくる試験のあり方についてお話ししたいと思います。


TOEIC不正受験で京大院生を再逮捕!3mmの極小イヤホンとマスク内マイクの衝撃

先日、TOEICの試験で他人になりすまして受験したとして、京都大学大学院生の中国籍の男が再逮捕されました。以前から話題になっていたTOEICの不正受験問題ですが、その手口が今回明らかになったんです。

使われていたのは、なんと**「3mmの金属ビーズ型極小イヤホン」**。耳の奥まで滑り込ませる米粒ほどの小さな球体で、外からは全く見えないそうです。これ、想像以上に小さいですよね!コメントにもありましたが、「どうやって取り出すの?」「変なところに入ったら取れなくなりそう」と心配になるレベルです。

この極小イヤホンを装着した中国籍の男女に、マスクの中から小型マイクを使って回答を伝えていたとのこと。コロナ禍でマスクをしているのが当たり前になったことで、まさかマスクの中にマイクを仕込んでこそこそ喋っていたとは…驚きです。どれくらいの音量で聞こえるのか、喋ってもバレないのか、気になるところですね。

さらに、ペンダント型の中継機も使っていたそうで、おそらくペンダントの中に通信機器を仕込み、ネット経由で回答を送っていたのでしょう。


進化するカンニング手口と試験制度の限界

しかし、こういったカンニングの手口がどんどん巧妙化していく中で、一体どうすればいいのでしょうか?これはTOEICに限らず、様々な試験で共通の課題だと思います。

今回のようにマスクの中で喋る手口もあれば、以前話したように、モールス信号のような形で回答を送る、なんてことも考えられます。例えば、マイクを口の中に仕込んで、一度噛んだら「A」、二度噛んだら「B」といった具合にモールス信号を送れば、声を出さずに回答を送れてしまいます。こうなると、もはや不正を見抜くのは非常に困難になってきます。


カンニング対策のその先へ:試験のあり方を変えるべき時?

正直、従来の「カンニング対策」だけでは、もう限界なのではないかと感じます。もちろん、警備を強化したり、持ち物検査を厳しくしたりすることは必要ですが、それだけではイタチごっこになってしまうでしょう。

では、どうすればいいのか?

僕が思うのは、試験のあり方そのものを変える時期に来ているのではないかということです。TOEICや大学受験など、多くの試験は「知識を暗記し、それを正確にアウトプットできるか」を測る形式が中心です。しかし、AIが発達した現代においては、知識の暗記や情報の検索はAIが得意とするところです。

これからの時代に本当に必要な能力は、**「情報をどう活用するか」「複雑な問題をどう解決するか」「AIではできない創造的な思考ができるか」**といった、より高度な思考力や応用力なのではないでしょうか。

例えば、試験中にインターネットやAIツールの使用を許可し、その上でより複雑な問題解決能力を問うような試験形式も考えられます。もちろん、簡単なことではありませんが、不正行為の巧妙化が進む中で、根本的な試験制度の見直しが求められているのかもしれません。