NetflixがWBCを独占配信へ!地上波テレビとサブスク配信のこれから


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです。

2026年に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の独占生配信権を、Netflixが獲得したというニュースが飛び込んできました。この件について、堀江貴文氏は「おそらくDAZNは競り負けたのだろう」と推察し、「もはや地上波テレビがサブスクに勝てる要素はなくなってきた」と、テレビ業界のビジネスモデルの限界を指摘しています。

高騰する放映権料と、変化するメディアの勢力図

スポーツの放映権料は年々高騰を続けています。広告収入を主な収益源とする地上波テレビ局にとって、この高騰する契約料を払い続けるのは、もはや体力的にも限界に近いのです。堀江氏は20年以上前から、この「広告一本足打法」のビジネスモデルからの脱却を訴えてきましたが、まさに今、その予言通りの未来が訪れようとしています。

これまでスポーツ配信の覇権を握っていたDAZNも、最近は野球から手を引き始めている印象があります。メジャーリーグの配信はなくなり、プレミア12はAmazonプライムビデオが配信しました。様々なスポーツの配信権が、NetflixやAmazonといった巨大資本を持つプラットフォームに分散していく流れは、今後ますます加速していくでしょう。

Netflixが本気でスポーツに参入する「脅威」

僕が今回のニュースで最も注目しているのは、これまであまりスポーツ分野に力を入れてこなかったNetflixが、本気で参入してきた、という点です。Netflixの強みは、潤沢な資金力を背景にした、圧倒的なクオリティのオリジナルコンテンツにあります。

これまでのテレビ業界や映画業界とは全く異なる、独自の製作・契約システムで、次々とヒット作を生み出している。そんなNetflixが、WBCを皮切りにスポーツという巨大コンテンツに本格的に乗り出してくるとすれば、他のメディアにとっては大きな脅威となることは間違いありません。

サブスク戦国時代、ユーザーの選択は

一人のスポーツファン、エンタメファンとしては、コンテンツが様々なプラットフォームに分散してしまうのは、正直なところ悩ましい問題です。Jリーグを見るためにDAZNを契約し、アニメや映画のためにAmazonプライムを契約し…と、気づけば複数のサービスにお金を払っている、という方も多いのではないでしょうか。

僕自身、これまでNetflixには加入していませんでしたが、エンタメに関わる人間として、その動向を無視することはできません。WBCのタイミングはもちろん、一度はその世界を体験してみる必要があると感じています。

地上波テレビの時代が終わりを告げ、サブスクが覇権を争う戦国時代。Netflixの参入は、その戦いをさらに激化させることになるでしょう。この大きな変化の波に、僕たちユーザーはどう向き合っていくべきなのか。改めて考えさせられるニュースでした。