「鬼武者」「レイトン教授」も!なぜ今、平成の名作ゲームが蘇るのか?


これはニュース読み配信の文字起こしをブログ化したものです

現在開催中の「東京ゲームショウ」で、「鬼武者」が20年ぶりに復活、「レイトン教授」が9年ぶりに新作を発表するなど、平成の名作ゲームのリメイクや続編の発表が相次いでいます。なぜ今、このような動きが活発になっているのでしょうか。

狙いは「昔のファン」と「新しいファン」の双方

この「リメイクブーム」の背景には、ゲームメーカーの明確な狙いが2つあります。

一つは、かつてのファンの掘り起こしです。ファミコンやスーパーファミコンに熱中した世代も、今や30代、40代、50代。仕事や子育てが一段落し、自分の時間が持てるようになった彼らにとって、「懐かしのあのゲームが、最新のグラフィックで蘇る」というのは、非常に魅力的な響きを持つはずです。「もう一度やってみようか」と、ゲームの世界に帰ってくるきっかけになります。

そしてもう一つの狙いが、若年層という新しいファンの開拓です。今の10代、20代にとって、30年前、40年前のゲームは、もはや歴史上の存在です。当時のグラフィックやシステムでは、なかなか手に取ってもらえないかもしれません。しかし、最新の技術でリメイクされれば、「話題の新作」として、彼らの目に留まる可能性が高まります。

良いものは、いつの時代も良い

この「リメイク」という手法は、何もゲーム業界に限った話ではありません。映画や音楽の世界でも、過去の名作が現代風にアレンジされ、新たな命を吹き込まれることは、昔からよくあることです。

いつの時代も、「良いものは良い」。その普遍的な面白さや感動があるからこそ、リメイクする価値があるのです。

ゲームの歴史も長くなり、数々の名作という「IP(知的財産)」が蓄積されてきました。それらを現代の技術と価値観で蘇らせ、新しい世代に繋いでいく。このリメイクブームは、ゲームという文化が成熟した証しであり、その未来をさらに豊かにしていくための、非常に健全な動きだと僕は思います。

僕自身、どんな懐かしいタイトルが蘇るのか、今後の発表を心から楽しみにしています。