Windows 10サポート終了!ChromeOS FlexとGoogleの新OSの話


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです


2024年10月14日、多くの人に愛用されてきた「Windows 10」のサポートが、ついに終了しました。

サポート切れOSを使い続ける危険性

サポートが終了したOSを使い続けることは、セキュリティ上、非常に危険です。悪意のある第三者にとって、格好のターゲットとなってしまいます。

特に、パソコンにあまり詳しくない方ほど、知らず知らずのうちに使い続けてしまいがちですが、そういう方こそ最も狙われやすいのです。「まだ動くから」ではなく、今すぐにでも新しいパソコンに買い換えることを、強くお勧めします。

古いPCを蘇らせる「ChromeOS Flex」

しかし、「新しいパソコンを買うのはちょっと…」という方もいるでしょう。古いパソコンは、スペックの問題で最新の「Windows 11」にアップデートできないケースも少なくありません。僕が以前使っていた自作PCも、まさにそのパターンでした。

そんな行き場を失った古いパソコンを、もう一度活用するための選択肢として、Googleが無料で提供している「ChromeOS Flex」というOSがあります。

Webブラウザだけで、ほとんどのことはできる

「ChromeOS」とは、その名の通り、GoogleのWebブラウザ「Chrome」を動かすことだけに特化した、非常にシンプルなOSです。

「ブラウザしか動かないなんて、不便じゃない?」と思うかもしれません。しかし、よく考えてみてください。YouTubeの視聴、ブログの執筆、メールのやり取り…。私たちの日常的なパソコン作業のほとんどは、今やWebブラウザ上で完結するのではないでしょうか。

もちろん、WordやExcel、あるいは動画編集ソフトなど、専門的なアプリケーションは使えません。しかし、「パソコンでやることは、ネットサーフィンくらいかな」というライトユーザーであれば、ChromeOSで全く問題ないのです。操作も非常に簡単で、普段からChromeブラウザを使っている人なら、戸惑うことはないでしょう。

Googleが描く、次世代OSの未来

実はGoogleは、このChromeOSと、スマートフォン向けのAndroidを融合させ、さらにAI「Gemini」を組み込んだ、全く新しいパソコン向けOSを2026年にもリリースすると発表しています。

WindowsとMacが独占してきたパソコンOS市場に、Googleがどう切り込んでいくのか。AIとOSが完全に融合した新しいパソコン体験が、どのようなものになるのか。

「ChromeOS Flex」は、そんなGoogleが描く未来を、一足先に体験できる面白い選択肢なのかもしれません。古いパソコンの活用法に悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。