これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
いつもは「音楽とテクノロジー」というテーマで話してますが、今日はちょっと変化球で。僕の持論として「世の中のものは全て繋がっている」というのがあるので、ご容赦ください。
日産スタジアムは継続へ!
最近気になったニュース、それは「日産スタジアム」のネーミングライツの話です。結論から言うと、どうやらこれからも「日産スタジアム」のままでいけそうで、個人的には「よかったー!」と胸をなでおろしているところ。やっぱり、あの場所は「日産スタジアム」って呼びたいじゃないですか。
ご存知の通り、日産スタジアムはもともと「横浜国際総合競技場」という名前で、日産が横浜市から命名権(ネーミングライツ)を買って、今の名前になっています。その契約料が、年間1億円とか言われてたんですよね。でも、最近の日産の経営状況を考えると、その1億円を出すのも厳しいんじゃないか、と。横浜市としても、日産からのお金は貴重な運営資金になるから欲しいけど、さすがに無理強いはできない…。一時は、半額の5000万円でどう?なんて話も出ていたらしいんです。
ところが、最終的には「5年で6億5000万円」で契約更新が決まったみたいで。あれ?計算すると年間1億3000万円?値上がりしてるじゃん!って(笑)。野球選手の契約更改みたいですよね。まあ、今後の物価上昇とかを考えると、妥当な判断だったのかもしれません。何はともあれ、名前が残ってくれて本当に良かったです。
当たり前になった「ネーミングライツ」ってどう思う?
この「ネーミングライツ」って、ここ30年くらいで定着してきた、比較的新しい文化ですよね。
僕がパッと思いつくだけでも、国立競技場や味の素スタジアム、Jリーグのスタジアムはネーミングライツが多い印象です。一方で、東京ドームや横浜スタジアムみたいに、野球場は意外と少ない気がしますね。なんでだろう?
あとは、ライブハウスやホールにも増えました。渋谷公会堂がLINE CUBE SHIBUYAになったり、僕らがよくお世話になる渋谷のO-EASTも、昔はTSUTAYAだったのが今はSpotify O-EASTになってますし。こういうのって、施設を運営していく上での新しいマネタイズ方法として、すごく大事なことだと思うんです。
改修される日比谷野音なんかも、復活する時にはネーミングライツが付くかもしれないですよね。今やもう、こういう名前の変更にいちいち文句を言う人も少なくなったし、僕自身も特にネガティブな印象は持ってないです。
次は音楽ツアーにも?広がるネーミングライツの可能性
このネーミングライツの考え方って、これからもっと色々な分野に広がっていくと思うんですよね。
例えば、音楽プロジェクトとか。アーティストの全国ツアーのタイトルに、企業の名前が入る、なんてこともあり得るんじゃないかな。今ある「〇〇(企業名)presents」みたいな形じゃなくて、ツアータイトルそのものに「日産 〇〇ツアー」みたいに名前が入る、みたいな。
日産がお金を出してくれるかは分かりませんけど(笑)、そういう新しいマネタイズの方法は、これからどんどん増えていく気がします。もし、僕の活動に協賛してくれる企業さんがいたら、ぜひお声がけください!なんてね。
というわけで、今日は日産スタジアムの話から、ネーミングライツの未来について考えてみました。また次回も聞いてくださいね!