着うた時代になると同時に着うたという文化が消えた着信音の歴史


ちょっと懐かしい3G時代の着メロから現代の音楽配信までを振り返るという記事がありました。

AYAME-nft.eth / 摩天楼オペラ 彩雨@5/4大手町三井ホール on Twitter: “昔は着メロ専用の歌本みたいなのがあった。この通りに入力すれば、この人気曲を着メロにできます、みたいなやつ。今思えば、著作権とかどうなってたんだろ。3G時代を盛り上げた「着うたフル」からサブスクまで 携帯の音楽配信を振り返る(ITmedia Mobile)#Yahooニュースhttps://t.co/pLN4XKAFL3 / Twitter”

昔は着メロ専用の歌本みたいなのがあった。この通りに入力すれば、この人気曲を着メロにできます、みたいなやつ。今思えば、著作権とかどうなってたんだろ。3G時代を盛り上げた「着うたフル」からサブスクまで 携帯の音楽配信を振り返る(ITmedia Mobile)#Yahooニュースhttps://t.co/pLN4XKAFL3

今やスマホで音楽を聞くのは当たり前ですが、スマホ(携帯電話)と音楽との関わりを振り返ると、やはり最初は着メロでしょうね。

和音対応の端末に感動

携帯電話の着メロの歴史は、それこそクラシック音楽のようです。

最初はそれこそグレゴリオ聖歌のように一つの旋律からなるモノフォニーでしたが、技術の発達により複数の音を同時に出せるようになり、ポリフォニーで音楽を表現することができるようになりました。

和音対応となり、音色もバリエーションが増え、ドラムなんかも出せるようになります。

おそらくこのころFM音源を内蔵できるようになったのかなと。

そうなると、あれやこれやと複雑な音楽表現が可能になります。

モノフォニー時代の着メロの頃は、メロディを自分で入力する方法もありました。

お気に入りの楽曲を着メロにする楽しさがありましたよね。

着うた時代になり着うたが消える

こういった音楽表現豊かな着メロ時代は長くは続きません。

当時はすでに着うたといって、実際の音楽の一部分を着メロにできるような技術も増えてきました。

CD販売に陰りが見え始めた頃、こういった着うたに新たな活路を見出したい音楽業界との相性もよかったのかもしれません。

今ではスマホで好きな音楽を着信音にすることは簡単に設定できます。

しかし皮肉なことに、着信音を自分の好きな音楽に変えている人は少ないようにも思えます。

自分自身も、この10年で着信音の設定をあまり意識したことがありません。

電話というコミュニケーションツールが使われなくなったことも影響がありそうです。

あの頃は、みんなこぞってお気に入りの曲にしていたんですけどね。

まぁこれも、時代が変わればこその文化の変化なのでしょう。

一周回って黒電話の音を着信音にしている人もいますよね。

そのうちあえての懐かしい着メロアレンジなんかもリバイバルするかもしれませんが。