これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです
さて、先日ちょっと寂しいニュースがありました。ポータルサイトの「goo」が、11月25日をもって主要なサービスを終了してしまったんです。
「gooって何?」って思う人もいるかもしれないですね。今の若い人には馴染みがないかもしれませんが、インターネット黎明期の日本では、Yahoo!と並んで結構イケてたポータルサイトだったんですよ。僕も昔、めちゃくちゃ使ってました。
特に僕にとって思い出深いのが、「gooメール」。
今でこそフリーメールといえばGmailが最強で、次点でYahoo!メールやOutlookって感じですけど、当時はまだGmailなんて存在しない時代。僕が人生で一番最初に作ったパソコンのメールアドレスが、何を隠そう、この「gooメール」だったんです。
今回、ポータルサイトは終了しましたが、メールサービス自体は来年の2月まで使えるみたいですね。とはいえ、僕が初めて手にした「自分だけのメールアドレス」が、こうして消えていってしまうのかと思うと、なんだか一つの時代が終わったな…なんて、しみじみしちゃいます。
なぜ「goo」は天下を取れなかったのか?
それにしても、不思議だと思いませんか?
gooを運営していたのって、天下のNTTなんですよ。スタートした当初は、ソフトバンクがバックにいるYahoo!と並んで、めちゃくちゃ強かったはず。それなのに、なぜYahoo!に勝てて、天下を取れなかったんでしょうね。
当時のインターネットは、楽天やライブドア、エキサイトなんかも含めた、まさにポータルサイト戦国時代。その中で、gooが一歩抜け出せなかった理由って何だったんだろう。翻訳機能とか、ブログサービスとか、色々なことをやっていた記憶はあるんですけどね。
逆に、なぜ日本ではYahoo!がここまで強くなったのか。海外ではそこまでじゃないって言いますしね。この辺りを分析すると、日本独自のインターネット文化みたいなものが見えてきて、面白いかもしれません。フットワークの軽さとか、資本をどこまで投入できたか、とか色々あるんでしょうけど…。
まあ、僕なんかが考察できるような簡単な話じゃないですよね。ただ、そんなことを考えてしまうくらい、「goo」の存在は僕の中で大きかったんだなと、改めて感じています。
「インターネット老人会」の思い出として
この話を聞いて「あー、gooメール使ってたわー!」って思った人、間違いなく「インターネット老人会」の一員です(笑)。僕ももちろん、その一人。
自分の最初のメールアドレス、今でもはっきり覚えてますよ。なんだかんだで、90年代の思い出として、この記憶は大事に胸にしまっておきたいなと思います。
というわけで、今日は「goo」のサービス終了に寄せて、ちょっとノスタルジックな話をさせていただきました。なんだか寂しいけど、これも時代の流れですよね。また次回も聞いてください。さようなら。