ディズニーとOpenAIが手を組む意味


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

あのディズニーと、AI開発の巨人であるOpenAIが、提携を発表したんです。

先日、動画生成AIのSoraがワーナーと組んだり、音楽AIのUdioがユニバーサルと組んだり、という話がありましたが、今回の提携は、正直レベルが違います。

だって、考えてみてください。 ディズニーは、世界一のIP(知的財産)を持っているコンテンツの王様。そして、OpenAIは、ChatGPTやSoraを擁する、世界一のAI企業。この2社が手を組むんですよ。もう、最強タッグの誕生じゃないですか。

最近のエンタメ業界とAIの関係って、なんだかプロレスみたいですよね。最初は「著作権侵害だ!」って訴訟を起こして対立していたかと思えば、水面下で交渉して、最終的にはガッチリ手を組む。もう、これが「お決まりのパターン」になりつつあります。

この提携、両者にとってメリットしかありません。 OpenAIからすれば、ディズニーの膨大なコンテンツを「公式に」学習データとして使えるようになる。これって、もう最高ですよね。そしてディズニー側は、OpenAIの最先端AI技術を使って、自社の作品制作を効率化したり、クオリティをさらに高めたりすることができる。おそらく、今回の提携は、ディズニーが本格的にAIを導入するための、壮大な下準備なんだと僕は見ています。

プロの現場が変わる。AIクリエイティブの未来と、凍える帰り道

このニュースが意味するのは、ただ一つ。 **「クリエイティブの風向きが、完全に変わる」**ということです。

音楽AIの話もすごいですが、やっぱり映像やキャラクタービジネスの規模は桁違い。その頂点に立つディズニーが動いたインパクトは、計り知れません。

来年あたりから、この変化はもっと具体的な形で見えてくるはずです。プロの制作現場で本格的にAIが使われ始め、早ければ来年末には、AIをガッツリ活用したディズニー作品が登場するかもしれない。

そして、王様が動けば、他の会社も追随せざるを得ません。「ディズニーがやるなら、うちも」と、他のスタジオや、例えば画像生成AIのMidjourneyあたりが、どこかと大型提携を結ぶ可能性だって十分にあります。

僕のような、普段からAIを使ってクリエイティブな活動をしている人間にとって、これはめちゃくちゃ前向きな、ワクワクするニュースです。もちろん、AIに否定的な人たちにとっては、面白くない話かもしれません。でも、もう流れは確実に変わってきている。それを決定づける、12月のビッグニュースだったなと思います。