秋春制も今年からスタート!次のJリーグ改革の焦点はどこ?


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

さて、僕が春の訪れを何よりも感じるのが、Jリーグの開幕です。
そして今日(昨日)の夜は、我らが横浜F・マリノスの開幕戦。本当はスタジアムに行きたかったんですが、どうしてもスケジュールが合わず断念…。後半だけでも、なんとか見れたらなと思っています。

今年のJリーグは、いつもとちょっと違います。
ついに、長年の議論を経て「秋春制」へと移行し、今日から新しいシーズンが始まるんです。

ヨーロッパ基準へ。大きな一歩を踏み出したJリーグ

これ、個人的には「よくやった!」と、大きな拍手を送りたい改革です。

もちろん、雪国のチームはどうするんだ、とか、色々な問題はあります。でも、サッカーというグローバルなスポーツで戦っていく以上、ヨーロッパのシーズンに合わせる「秋春制」への移行は、避けては通れない道でした。

選手の移籍がスムーズになったり、ワールドカップやACL(アジアチャンピオンズリーグ)といった国際大会との連携がしやすくなったりと、メリットは計り知れません。一度舵を切ったからには、もう後戻りはできない。様々な課題を乗り越えて、この改革を成功させてほしいと、心から願っています。

そして、この大きな改革を成し遂げたJリーグが、次に直面するであろう、もう一つの大きなテーマ。それが、「チーム名への企業名解禁」です。

次の改革は「企業名」解禁?Jリーグが向き合う、30年目のジレンマ

プロ野球が「読売ジャイアンツ」や「横浜DeNAベイスターズ」のように、企業名を冠しているのに対し、Jリーグは「地域密着」を理念に掲げ、これを固く禁じてきました。本来なら、マリノスだって「日産マリノス」のはずなんです。

これは、Jリーグ発足時に、川淵三郎さんが日本のスポーツ界に投じた、革命的な一手でした。
当時、サッカー界の盟主だった読売は、当然「読売ヴェルディ」をゴリ押ししましたが、Jリーグはそれを断固として認めなかった。その結果、読売はサッカーから手を引き、ヴェルディは長い低迷期を経験することになります。

あれから30年以上。
今、この「企業名を入れない」というルールを、もう一度見直すべきではないか、という議論が、水面下で始まっているようです。

もちろん、反対意見も多いでしょう。
「地域密着の理念が失われる」「一つの企業に依存しすぎると、その企業が撤退した時に、チームが消滅しかねない(横浜フリューゲルスの悲劇)」
その気持ちは、痛いほど分かります。

でも、メリットも大きい。
企業名を入れられるとなれば、経営が苦しい地方クラブに、地元の有力企業が「それならうちが!」と名乗りを上げるかもしれない。その企業の社員が、新たなファンになってくれるかもしれない。

正解はない。でも、考え続けたいスポーツビジネスの未来

じゃあ、どうすればいいのか。
正直、これに簡単な正解はないと思っています。

長崎のジャパネットたかた、徳島の大塚製薬。
大企業だけでなく、地方の企業が地元チームを支え、共に成長していく。これこそが、Jリーグが目指した理想の形ですよね。滋賀県に初めてJリーグチームが誕生した、なんていうニュースも、本当に素晴らしいことだと思います。

でも、理想だけではクラブは経営できません。お金は、どうしても必要です。

この先、Jリーグがどんな道を選ぶのか。
長年のJリーグファンとしては、企業名が入ることに少し寂しさを感じる自分もいます。でも、全てのクラブがマリノスやグランパスのように、大企業と地域にうまく根付けているわけではない。

この難しい問題について、これからも考え続けていきたいなと思います。
ひとまず、今日から始まる新しいシーズンの、熱い戦いを楽しみにしています!