雪の投票日!それでもネット投票はやってはいけない理由


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

さて、今日は選挙の投票日。
東京も雪が降るかもしれない、なんて予報も出ていて、この天気が投票率にどう影響するのか、気になるところです。

きっと、SNSでは「こんな雪の日に選挙なんて!」「だからネット投票を導入しろよ!」なんて声が、たくさん上がっていることでしょう。

でも、僕は、この「スマホで簡単に投票できるようにしろ」という意見には、断固として反対です。
今日は、その理由について、少しだけ話をさせてください。

なぜ「秘密投票」が、民主主義の根幹なのか

僕らが当たり前だと思っている「選挙」。その大原則の一つに、「秘密投票」というものがあります。
つまり、「誰が、誰に投票したか」を、他人から干渉されたり、知られたりしてはいけない、ということです。

もし、自宅のスマホで簡単に投票できるようになったら、どうなるでしょう。

「お前、ちゃんと〇〇党に入れろよ」
そう脅されて、誰かに監視されながら投票させられるかもしれない。
「〇〇円やるから、この候補者に入れろ」
そう買収されて、その場で投票させられるかもしれない。

「いやいや、投票所だって同じじゃないか」
そう思う人もいるかもしれません。でも、投票所では、誰が誰に投票したかを、他人が覗き見ることはできません。だから、たとえ脅されていたとしても、投票用紙には、自分の本当の意思を書くことができる。この「最後の砦」が、ものすごく重要なんです。

僕が考える「未来の投票」の形

もちろん、僕も、今の投票システムが完璧だとは思っていません。
もっと投票しやすい環境を作るべきだ、という意見には、大賛成です。

じゃあ、どうすればいいのか。
僕が思うに、「期日前投票」をもっと拡充するのが、一番現実的で、効果的な方法じゃないでしょうか。

投票所を、もっと色々な場所に、もっと長い期間、設置する。
例えば、コンビニや駅の中に、個室ブース型の投票端末を設置する。銀行のATMや、証明写真のボックスみたいに、周りから干渉されない空間で、マイナンバーカードを使って本人確認をして、タッチパネルで投票する。

これなら、「秘密投票」の原則を守りつつ、投票の利便性を、格段に向上させることができるはずです。

僕も先日、期日前投票に行ってきましたが、結構な行列ができていました。昔よりも、投票に対する意識は、確実に高まっているように感じます。

だからこそ、安易な「ネット投票」に飛びつくのではなく、どうすれば「秘密投票」という民主主義の根幹を守りながら、より多くの人が投票に参加できる社会を作れるのか。

この雪の日に、そんなことを、じっくり考えてみるのもいいかもしれませんね。