政府の新型コロナ接触確認アプリ、ここがダメ!(追記)


政府の新型コロナ接触確認アプリについて、詳細の発表がありました。

そう遠くないうちに正式スタートするようです。

政府の新型コロナ接触確認アプリとは

コロナ陽性者と濃厚接触した場合は、濃厚接触者として注意深く生活し、人との接触を絶たなければなりません。

しかし、これだけ人が密集している社会の中で、誰が陽性者なのかなんてわかりませんし、そもそも無症状の人も多いわけですし、すでに自分だって陽性者かもしれないし、濃厚接触者かもしれません。

この根本的な問題を解決するために提案されたのが、政府の新型コロナ接触確認アプリです。

これからの社会で必須アプリになると思っています。

アプリの詳細が発表され、個人情報を抜かないことや、そもそもGPSを利用しないことなどがあげられていました。そういったところはいいとは思いますが、いくつか気になった点をあげていきたいと思います。

いつ、どこで接触したかはわからない

例えば自分にその接触の通知が来たとしても、残念ながらいつどこで接触したかはわかりません。日にちだけはわかるようになっていますが、何時何分かといってもらわなければ、どういうシチュエーションで接触したかわかりません。

これはおそらく個人情報保護が目的でしょう。こういった感染の有無についても大事なプライバシーですからね。何日の何時何分まで指定されたら、だれが陽性者だったか邪推できてしまい、その中でまた変なトラブルが起きかねません。

しかし、中にはアプリを使わない人もたくさんいることでしょう。例えば接触したタイミングがとある飲み会であれば、アプリに登録していない出席者に注意をうながすこともできます。

ちなみに今回、個人情報については政府は抜かないことをかなり念押ししていますよね。どちらかというと、個人的には位置情報も含めて個人情報はしっかり抜いて、どこでクラスターが発生したのかきちんと見極めてほしかったです。

濃厚接触の通知が来たらどうしたらいいか

では通知が来たらどうしたらいいのか。このあたりは、詳細に解説してあります。

自分の身近な人間に陽性者の人がいれば、症状がなければ2週間の自宅待機、症状があれば病院へ、とあります。そうじゃないならば、注意して生活してくださいとあります。

というか、身近な人間に陽性者がいるとわかってるならば、アプリなんて使わなくたって濃厚接触者ってわかるじゃんって話でもありますが、まぁでも具合悪そうな人がいて、大丈夫かな…くらいに思うくらいの間柄だった場合は、それでもやはりアプリのメリットもあるのかな。

このアプリを使って通知が来た場合は優先的に検査を受けられるかどうかというと、そのあたりもふわっとしています。ちなみに、通知が来たという理由だけではおそらく検査は受けられないでしょう。政府の発表の中でも、通知が来ても無症状ならば二週間は注意して暮らしてください、としかありません。病院にいけ、とは書いてないので、そこはもっと周知させていかないと、通知が来たから検査しろ、という人が増えそうで少し心配でもあります。

誰でも陽性者になれちゃう?←追記

実はこのアプリの話がでてきたときに、ちょっと心配だったところが、この陽性者判定をする人です。

例えば、陽性になったとき、医療関係者の人がそのアプリを操作して陽性と設定するのか、その人が独自の操作で陽性と設定するのか、この2つは意味が違います。

ここには2つのポイントがあります。

一つは、陽性になったけどアプリで陽性登録をしない、ということも考えられます。なんのためにアプリを使ってるんだという話ですが、自分が陽性登録することで、周りの人全員にその通知が行くわけです。だれが陽性者なんだと犯人探しのようなことが行われたり、周りを不安にさせることになります。そうなると、自分が陽性だとオープンにすることに対し、抵抗感を持つ人がいてもおかしくありません。

もう一つは、偽陽性です。偽陽性と書くと検査で陰性なのに陽性となったというケースもそうではありますが、悪ふざけで陽性と設定する人も少なからずいるのではないか、ということです。子供なんかがふざけてやりそう。

実はこれ、けっこう問題だと思いますよ。会社とか学校とか、このアプリ使って自粛モードに追い込むなんてこともありえるかもしれません。

※6月20日追記

虚偽申告ができないよう、処理番号が必要になるようで、こういったいたずらができない仕様になっていました。ナイス!

それでも必須アプリ

気になるところも多いですが、やはり未知の感染症ということで、こういったアプリは必要になります。また、このシステムを一度しっかり作ってしまえば、別の感染症でも応用することもできます。

自分としては、リリース初日から使うつもりです。しかし使用は義務ではありません。今は自分は流行前ほど出歩く生活までは戻していませんが、それでもたまには出かけることもあります。もしかしたらいきなり通知がきてビビることもあるかもしれません。