デフレ脳からの脱却。円安時代の「格安MacBook」が僕らに突きつける現実


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです


連日のAppleの新製品発表で、僕の頭の中はもうMacBookでいっぱいです。

先日発表された「MacBook Neo」、599ドルという価格設定には、正直、衝撃を受けました。
今の円安のご時世で、10万円を切るMacBookが登場するなんて…。Apple、よくやった!と、素直に思います。

でも、このニュースに対する世間の反応を見ていると、「10万円でも高い」と感じる人が、意外と多いようです。
今日は、この「安い」「高い」の感覚のズレについて、少しだけ話をさせてください。

スマホは月々1円。でも、それが「異常」なんです

僕らの金銭感覚を、一番麻痺させているもの。
それは、スマートフォンの「1円レンタル」のような、過剰な販売プログラムではないでしょうか。

僕自身も、このサービスをありがたく利用させてもらっています。
スマホは2年ごとに買い替え、月々の支払いは、たったの1円か2円。だから、スマホを2台持っていても、金銭的な負担はほとんどありません。

でも、冷静に考えてみてください。
十数万円もする最新のスマートフォンが、月々1円で使える。これって、どう考えても「異常」なことですよね。

この「異常」が当たり前になってしまっているから、10万円のMacBookですら、「高い」と感じてしまう。

599ドルは「激安」。でも、僕らの脳はデフレに慣れすぎた

もし、今が1ドル100円ちょっとの時代だったら。
599ドルのMacBookは、6万円か7万円で買えたはずです。とんでもない安さですよね。

でも、僕らの国は、この30年間、世界でも稀な「デフレ」を経験してきました。
モノの値段が、上がらないどころか、下がっていく。それが、僕らにとっての「普通」になってしまった。

だから、今、世界的なインフレと円安の波が押し寄せてきても、僕らの脳は、その変化に追いつけていないんです。
僕自身も含めて、僕らの金銭感覚は、この「失われた30年」によって、大きく歪んでしまっているのかもしれません。

先日、僕のスタッフが新しいMacBook Proを買ったんですが、価格は30万円を超えたそうです。
ノートパソコン一台に、30万円。
自作PCで安く済ませている僕からすれば、信じられないような金額です。

でも、これが、今の世界の「当たり前」なんです。
僕らは、この新しい現実と、どう向き合っていくべきなんでしょうか。

20万円のMacBook Air。僕は、その価値を生み出せるのか

ちなみに、僕が今、本気で購入を悩んでいるのが、新しく発表されたM3チップ搭載のMacBook Air。
少しスペックを盛ると、20万円近くになります。

「その20万円に見合うだけの仕事を、このPCで生み出せるのか?」
そう自問自答して、僕はまだ、購入ボタンを押せずにいます。

ただ、これから「ローカルAI」の時代がやってくることを考えると、性能の良いPCを持っておく、という選択も、アリなのかもしれない。

この「安い」「高い」の感覚と、どう折り合いをつけていくか。
インフレ時代を生きる僕らにとって、これは、すごく大きな課題ですよね。もう少し、じっくり悩んでみようと思います。