二次創作はどうあるべき?公式ガイドラインとIPのグレーゾーンについて


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

大阪・関西万博に関連して、「こみゃく」の二次創作の手引きが公表されたという話題です。

こみゃくとミャクミャクの二次創作ルール

今回のニュースのポイントは、「こみゃく」の二次創作ガイドラインが新しく整備され、公表されたという点です。

実は、大本である公式キャラクターの「ミャクミャク」については、ずっと前から二次創作のルールが正式に決まっていました。

非営利で個人的なファンアート(イラストやぬいぐるみなど)を作成し、SNSやブログに投稿することは、公式から早い段階で許可され、歓迎されていたんです。 (もちろん、グッズの販売・配布や、企業の宣伝、誹謗中傷への利用などは禁止されています)

今回の「こみゃく」の新しい手引きは、そのミャクミャクの方向性をしっかりと踏襲したものです。

その上で、デザインシステムとしての使い方を整理し、個人の二次創作を改めて「公認」する形で明示した、という位置づけになります。

万博の記憶をつなぐために、ファンが自由に形を変えてつないでいくというのは、キャラクターのコンセプトにも合っていて素晴らしいですよね。

これからのIPの柔軟なあり方

一方で、SNSやブログへの投稿はOKとされていても、そこに広告収入が発生する場合はどうなるのかなど、細かな線引きは難しい部分もあります。

個人的には、こうした二次創作のルールはガチガチに固めすぎず、公式側もある程度のグレーゾーンを残しながら文化を育てていくのが面白いと思っています。

今回のガイドライン公表について、流通科学大学の特任教授の方も「SNSでの発信解禁は、記憶の継承という意味で評価できる」とコメントしていました。

例えば「ゴジラ」が長く親しまれているのは、単なるデザインのインパクトだけでなく、反核などの深い物語性があるからです。

万博のキャラクターたちも、一過性のブームで終わらせず、「いのちをつなぐ」という世界観と結びつけて発信されていくことが大切になります。

IP(知的財産)のあり方はもっと柔軟であっていいはずです。

今回のように公式がオープンな姿勢を示し、ファンと一緒に作品を盛り上げていく流れは、今後のIP展開において一つのスタンダードになっていくのではないでしょうか。