ティム・クック退任へ!新CEOジョン・ターナスが描く「ハードウェア×AI」の未来


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

今日は、IT業界に激震を走らせた、ある大きなニュースについてお話ししたいと思います。

皆さんもすでにご存知かもしれませんが、AppleのCEOであるティム・クック氏が今年(2026年)の9月をもってCEOを退任し、新たにジョン・ターナス氏が次期CEOに就任するという発表がありました。

ティム・クックが残した偉大な功績

ティム・クック氏の退任については、以前から後継者に関する噂(ジョン・ターナス氏が有力視されているなど)があったため、そこまでの驚きはありませんでしたが、それでも「1つの時代が終わるな」と感慨深いものがあります。

Appleといえば、どうしても創業者のスティーブ・ジョブズの印象が強く、「ジョブズが生きていたらこんな製品は出さなかっただろう」「ジョブズが見たら泣くぞ」といった辛辣な意見を言う人もいます。

しかし、私はティム・クック氏の功績は本当に偉大だと思っています。

スティーブ・ジョブズは「0から1を生み出す(新しいものを創り出す)」天才でしたが、ティム・クックは「1を100にする(ビジネスとして世界中に広め、巨大な利益を生み出す)」ことにおいて、間違いなく天才でした。

ジョブズがiPhoneを発表した当時、あるいはそれ以前のMacの時代、Apple製品は「一部の熱狂的なファンが使う少しマイナーな機器」でした。それが今や、街を歩けば誰もがiPhoneを持ち、カフェに行けば誰もがMacBookを開いています。
Appleを現在のような、誰もが知る強大で盤丈な企業に育て上げたのは、間違いなくティム・クックの手腕です。「誰にでもできることだ」なんてネットで悪く言う人もいますが、決してそんなことはありません。

ちなみに、ティム・クック氏は完全にAppleを去るわけではなく、9月のCEO退任後は会長(エグゼクティブ・チェアマン)として取締役会に残り、引き続きAppleをサポートしていくそうです。

次期CEOジョン・ターナス氏と「Apple Intelligence」の未来

そして、バトンを引き継ぐ次期CEOのジョン・ターナス氏。
彼は2001年からAppleに在籍し、スティーブ・ジョブズの時代からティム・クックの時代までをずっと見てきた、Apple一筋のエンジニア出身者です。

これまでハードウェアエンジニアリング担当のシニアバイスプレジデントとして、MacBookやiPad、AirPodsなどのハードウェア設計を牽引してきた人物ですが、彼が今後どのような手腕を発揮するのか、とても楽しみにしています。

私が特に注目しているのは、彼が「ハードウェアの人間でありながら、AI(人工知能)に対しても非常に前向きな考え方を持っている」という点です。

正直なところ、生成AIの波においてAppleは他社に完全に出遅れてしまいました。
しかし、Appleが今から独自の「ChatGPT」や「Claude」のような汎用AIをゼロから作って勝負するような未来は、おそらくないでしょう(Apple自身もそれは分かっているはずです)。

Appleの真のミッションは、「いかにAIを自社の強力なハードウェア(iPhoneやMacなど)とシームレスに統合し、ユーザー体験に組み込むか」です。
まさに今進められている「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」がそれにあたります。

ハードウェアを作り上げてきたターナス氏だからこそ、この「ハードウェアとAIの統合」という難しいミッションを推し進め、Apple製品にAIが自然に溶け込む未来を作ってくれるのではないかと、勝手に期待しています。

ティム・クックの時代が約15年続いたように、Appleのトップは長期政権になる傾向があります。
巨大になりすぎたAppleを彼がどう束ね、AI時代をどう生き抜いていくのか。新しいリーダーシップに期待しながら、今後の動向を見守りたいと思います。