GW「予定なし」が約4割の衝撃。物価高がもたらす「おうち時間」再来の可能性


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

こんにちは。今日は4月30日、4月の最終日です。
カレンダー上は平日ですが、昨日が祝日だったこともあり、間を有給にしてすでに長めのゴールデンウィーク休みに突入している方も多いのではないでしょうか。

今日は、そんなゴールデンウィークの過ごし方について、少し気になるニュースがありましたのでご紹介します。

ゴールデンウィーク、約4割が「予定なし」

ある調査によると、今年のゴールデンウィークについて「予定なし(自宅で過ごす)」と回答した人が、なんと全体の約4割に上ったそうです。

コロナ禍の外出自粛期間を除けば、外出や旅行の需要が回復した2023年以降で「予定がない」と答えた人が最も多い、最低水準の結果になったとのこと。
ちなみに、ゴールデンウィークにかける予算の平均は2万7660円で、こちらも前年より減少しています。

皆さんはゴールデンウィークのご予定はありますか?
(もしこの連休で特に予定がなく、関東近郊にお住まいの方がいらっしゃいましたら、ぜひ5月4日に豊洲PITでのライブに遊びに来ていただけたら嬉しいです!)

予定がない本当の理由は「物価高」と「円安」

なぜこれほどまでに「予定なし」の人が増え、予算が減っているのでしょうか。

アンケート結果によると、イランなどの緊迫する国際情勢や原油高の影響については、「影響なし」と答えた人が4人に3人と大多数でした。

では何が原因かというと、やはり純粋に「物価高」と「円安」の直撃です。

ホテル代や交通費など、宿泊を伴う国内旅行にかかる費用自体は上がっています。つまり、外に遊びに行くためのコストが高くなりすぎて、「旅行に行きたくても、金銭的な余裕がなくて行けない」という人が増えているのだと思います。

最近では日本でも、海外からの観光客向けに「外国人料金(二重価格)」を設定して入場料を高くする観光地や飲食店が出始めていますよね。海外ではよくあることですが、日本でもいよいよそういう時代になったのかと、すごく変わったなと感じます。

ここ7〜8年ほど、「日本は相対的に貧しくなる」という話をしてきましたが、円安が1ドル160円付近でなんとか踏みとどまっているとはいえ、給料が上がらないのに物価だけが上がるスタグフレーション的な状況が、まさに現実のものとして現れています。
この「ゴールデンウィークは予定なし」という調査結果は、そうした日本社会の余裕のなさを如実に表していると感じました。

おうち時間の再来?「可処分所得」の減少がもたらす変化

こうなってくると、私が少し懸念していること、あるいは注目していることがあります。
それは、コロナ禍の時のような「おうち時間」への回帰です。

コロナ禍の時は「感染症を防ぐために家にいよう」でしたが、今年の夏あたりは「エネルギー価格や物価が高すぎて外に出られないから、家の中で静かに過ごそう」という、経済的な理由による自粛ムード(おうち時間)が広がる可能性がワンチャンあるのではないかと怖く思っています。

私たちアーティストは夏に全国ツアーなどを控えているので、もしそんなムードになってしまったら本当に死活問題です。

ただ、明確な「自粛ムード」にまではならなかったとしても、物価高によって人々の「自由に使えるお金(可処分所得)」が相対的に減っているのは事実です。

外でお金を使う余裕がなくなれば、人々は「いかに家の中でお金をかけずに楽しめるか」にシフトします。
そうなると、ゲームやアニメ、動画配信サービス、そして私たちのようなインターネット上のコンテンツ配信に対する潜在的なニーズが、もう一度大きく高まるフェーズが来るかもしれません。

だからといってすぐに何かを変えるわけではありませんが、「世の中の消費のベクトルが再び家の中(内向き)に向かうかもしれない」ということは、コンテンツを作る側として頭の片隅に入れておくべきトレンドだと思っています。

今日は4月の最終日ということで、ゴールデンウィークの調査結果から感じた世の中の変化についてお話しさせていただきました。
5月も引き続き、このポッドキャストを更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。

それでは、また次回お聴きください。さようなら。