満員電車でDAZNが止まる現象を考える


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

こんにちは。

先日、ワールドカップのスウェーデン戦がありましたね。

私は前半を家で見て、後半は移動中の電車の中でDAZN(ダゾーン)のアプリを開いて見ていました。

今回、DAZNは日本戦を無料で公開・配信してくれていました。
しかし、その際にDAZN側から「通勤・通学の時間帯は通信が混雑するため、正常に視聴できない可能性があります」というアナウンスが出されました。これに対して、ネット上では「だったら最初から無料会員に解放なんかするなよ!」と文句を言う声もあがっていたようです。

映像が止まる本当の理由:DAZNのせい?それとも…

私も実際に電車の中でDAZNを見ていて、何度か映像が止まる(フリーズする)ことがありました。ストレスがなかったと言えば嘘になります。

しかし、ここで勘違いされている方が多いと思うのですが、映像が止まるのは「DAZNのサーバーがパンクして落ちたから」ではなく、「そもそも満員電車の中のネット回線(モバイル通信)自体が混雑して詰まっているから」という要因が非常に大きいのです。

もちろん、DAZN側にも過去に配信トラブルがあったことは事実ですし、サーバーのキャパシティの問題もゼロではないでしょう。
ですが、東京の満員電車に乗っていると、サッカーを見ていなくても普通にネットが繋がらなくなることはよくあります。私も満員電車の中からこの「WEEKLY AYANOME」の音声を更新しようとして、「アップロードできませんでした」とエラーになることがしょっちゅうあります。

特に、いわゆる「格安SIM(MVNO)」を使っている人は要注意です。
回線が混雑してくると、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアのメイン回線を使っている人が優先され、格安SIMの通信は真っ先に制限されて(切られて)繋がりにくくなる仕組みになっています。私も格安SIMを使っているので、この影響をモロに受けています。

つまり、「DAZNのせいで繋がらない!」と怒る前に、「自分がいる環境(満員電車)や、自分の使っている通信回線(格安SIM)のせいでもあるんだよ」ということを理解しておく必要があると思います。
東京ドームなどでアイドルのライブが終わった直後、数万人が一斉にスマホを取り出すと全くネットに繋がらなくなるのと同じ「トラフィックの渋滞」現象です。これはもう物理的に仕方のないことなのです。

「超・低画質モード」や「音声のみモード」の提案

とはいえ、電車の中でももう少し快適にスポーツ中継を楽しむための「工夫」や「仕組み」は、プラットフォーム側に期待したいところです。

例えばYouTubeには「144p」という、めちゃくちゃ画質の粗いモードがありますよね。あれなら通信容量をほとんど食わずに再生できます。
DAZNやABEMAにも画質を自動で最適化するモードはありますが、手動で「選手が何をしているのかギリギリわかるかどうかの『超・低画質モード』」までガッツリ下げられる機能があれば、電車の中でも止まらずに見られたのになと思いました。

さらに言えば、「完全な音声のみモード(ラジオモード)」があっても良いのではないでしょうか。
移動中や車の運転中など、画面をじっくり見られない(見ると危ない)状況の時は、実況の音声だけ聴ければ十分という人もたくさんいます。
もし多くの人が「音声のみモード」に切り替えてくれれば、全体の通信トラフィック(データ量)が大幅に下がるので、電車の中の回線混雑もいくらかマシになるはずです。

ネット配信でリアルタイムにスポーツを視聴する人が激増している今だからこそ、こういった「視聴者の環境に合わせた柔軟な視聴モード」がもっと増えていくと良いなと感じました。

今日は、先日のスウェーデン戦を電車の中で見た体験から、ネット配信と通信混雑についてお話しさせていただきました。