プレイステーションはディスク版終了へ!「モノ」がなくなる寂しさと、エンタメの新しい形


これはスタエフの文字起こしをブログ化したものです

こんにちは。皆さんもニュースを見てビビったかもしれませんが、私もかなり驚きました。
今日は、長年ゲームに親しんできた人間として、どうしてもお話ししておきたいテーマです。

ついに来るか、「プレイステーション ディスク版」の終焉

ニュースの内容は、「プレイステーション(ソニー)のディスク版(物理パッケージ版)の販売が終了(あるいは縮小・完全移行)していく方向にある」というものです。
(※事実確認の補足:2026年現在、ソニーが「すべてのディスク版ゲームの生産を即座に完全終了する」という公式発表を出したわけではありませんが、PS5のディスクドライブ非搭載モデル(デジタル・エディション)の普及や、PCゲーム市場の完全デジタル化の流れを受け、将来的な「物理パッケージ版の終焉」が業界全体で強く予想・議論されている状況を前提としてお話しします。)

ファミコン時代からゲームをやっている私からすると、「ついにこの時が来たか」という感慨深いものがあります。

最近ゲームをやっていない方からすると、「ゲームソフトを買うって、おもちゃ屋さんや家電量販店に行ってパッケージを買うことでしょ?」と思うかもしれません。しかし、それはもう一昔前の話です。
現在のゲーム市場は、完全に「ダウンロード版(デジタル版)」が主流になっています。

私自身もPS5を持っていてFF(ファイナルファンタジー)などを遊んでいますが、プライベートで自分でゲームを買う時は、もっぱらダウンロード版です。ヨドバシカメラなどの店舗にわざわざパッケージを買いに行くことは、もう何年もありません。

例外として、自分が音楽制作などで関わらせていただいたゲーム作品については、仕事の実績や記念の品として「ディスク版(物理パッケージ)」で贈呈してもらうようにお願いしています。ダウンロード版だとコードが送られてくるだけで少し味気ないですからね。
しかし、もし今後プレイステーションが完全に「ディスクレス」に振り切ってしまったら、そういった記念の物理パッケージすらもらえなくなる日が来るのでしょうね。

ディスク版はもはや「起動のための鍵」でしかない

昔なら、ゲームをクリアしたら中古ショップ(ブックオフなど)に売るのが当たり前でした。しかし、ダウンロード版になれば当然「中古で売る」という概念は消滅します。

そもそも今の時代、ディスク版を買ったとしても、ディスクから直接ゲームのデータを読み込んで遊んでいるわけではありません。
ディスクの中に入っている膨大なデータを、まずはPS5本体のハードディスク(SSD)にすべてコピー(インストール)します。さらに、発売後もインターネット経由で頻繁にパッチ(修正プログラム)が当てられ、ゲームデータはどんどんアップデートされていきます。

では、ディスクは何のためにあるのかというと、単なる「起動するための鍵(ライセンス認証)」でしかないのです。ディスクがドライブに入っていないとゲームが起動しない仕組みになっているだけで、実質的にはダウンロード版とやっていることは全く同じです。

メーカーもユーザーも「ディスクレス」が合理的な時代

パソコンのゲーム市場(Steamなど)を見てみてください。現在、ディスク版のPCゲームなんてほとんど存在しませんよね。100%に近いレベルでダウンロード販売に移行しています。

もし今後、Nintendo Switchのような携帯ゲーム機も完全にダウンロード専用になったらどうなるでしょう。
ゲーム機本体に「カセット(カートリッジ)を挿す穴」を作る必要がなくなります。そうすれば、その分のスペースを削って本体をさらに小型化したり、バッテリーを増やしたりできます。何より、穴がないので水やホコリが入って故障するリスクが激減します。

据え置き機のPS5でも同じです。光学ドライブ(ディスクを読み込む機械)がなくなれば、本体をもっと薄く、軽く、安く作れますし、ドライブの読み込みエラーによる故障もなくなります。

メーカー側からしても、ディスクを製造し、パッケージを印刷し、トラックで全国の店舗に配送し、在庫を管理するという莫大な物理的コストがゼロになります。その分、ゲームソフト自体の値段を少し安くできる可能性すらあります。(現状はダウンロード版とディスク版の値段はほぼ同じですが、本来ならダウンロード版の方が利益率は高いはずです。)

今の時代、ゲームは「インターネットに繋がっていること」が大前提です。
「ネット環境がない人はゲームを遊べないのか!」という声もあるかもしれませんが、厳しい言い方をすれば、もうそういう時代なのです。

「モノ」がなくなる寂しさと、エンタメの新しい形

とはいえ、昔からゲームに親しんできた世代からすると、「パッケージを手元に並べる喜び」や「クリアしたら友達に貸す、中古で売る」といった文化が失われていくことに、一抹の寂しさを覚える気持ちも痛いほどわかります。私もそうです。

しかし、これはもう止められない時代の流れです。
家庭用のブルーレイやDVDの映画も、Netflixなどのストリーミング配信に押されて徐々になくなっていくでしょう。

音楽、映像、そしてゲーム。物理的な「モノ(ディスク)」が存在しなくなる時代に向けて、エンターテインメント業界は新しいビジネスモデルや楽しみ方を構築していかなければなりません。むしろ、今までが「モノの時代」に縛られすぎていたのかもしれません。

今日は、プレイステーションのディスク版に関する話題から、エンタメの完全デジタル化という時代の移り変わりについてお話しさせていただきました。