パソコンの小型化は登場以来だいぶ進みましたね。ですが、あまりにも小さいパソコンだと処理速度の問題もあり、高性能なものとはいきません。
スマホサイズのパソコンを作ることはできるでしょうが、作ればいいという話でもありません。以前はWindows搭載のガラケーなんてありましたが、定着しませんでしたね。やはりパソコンはちゃんと腰を据えて扱うほうが向いている、ということなのかもしれませんけど。
最近はスマホでも多くの作業ができるようになってきました。緊急事態のときはスマホでも多くの作業をしています。
クラウドを活用したパソコン
クラウドという選択肢が、パソコンを小型化以外にも新しい選択肢をもたらしました。
ファーウェイ、スマホでWindows 10が利用できる「Cloud PC」披露。モニタに繋いで作業も – Engadget Japanese
スマホでパソコンを遠隔操作で動かす形です。なので、スマホ本体にOSを搭載したり高度なCPUはなくてもいいわけです。そのかわり安定した通信が必要になりますけどね。
パソコンの遠隔操作は自分もよく使ってまして、自宅のパソコンをスマホで遠隔で操作する形となります。これはこれでもちろん操作性という意味では細かい作業はできないですけど、パソコンじゃないとできないような作業だったり、パソコンの中にあるデータを扱えるのはありがたいことです。
このクラウドPCは自宅のパソコンではなく、どこかのサーバーのものを自分でアカウントを作って自由に使えるということになるわけです。文字通り目に見えないクラウドのパソコンです。スマホでも自宅のパソコンでも、どこからでも自由に使えるというのはいいアイデアかもしれません。もちろん先述の通り、常時接続のインターネット回線は必須となりますけどね。
ゲームでもクラウド化は進む
ちょっとした仕事であればそこまで高スペックなコンピュータはいりません。ですが、高スペックなコンピュータが必要なものの一つがゲームです。
ゲーム用のパソコンはかなり高スペックですし、プレイステーションもかなりのコンピュータを搭載しています。
最近はゲームでもクラウド化は進んでいます。自宅の端末は古めのパソコンでもスマホでもなんでもよくて、インターネットを介してどこかの高性能のコンピュータを動かし、ゲームをするイメージです。
もちろん、操作性には多少のタイムラグがあるようで、一瞬を競うゲームはまだまだ難しいかもしれませんが、それでも今後の応用に期待できます。PS VITAがWiFiだけでなく携帯電話の電波を受信できるような仕組みにしたのも、もしかしたらどこかにこういった世界をイメージしてやったのかもしれませんね。
クラウドはまだまだ注目の分野
自宅のファイルをクラウドに預け…なんてことができるようになってからもうだいぶたちますが、スマホのデータも知らないうちにクラウドに保存されるようになっています。
ユーザーはあまり意識せずクラウドを使えようになってきたのが、登場してから変わってきたことですね。
今後はもしかしたら、さらに多くのことを知らないうちにクラウドを使っているというサービスが増えてくるかもしれません。まだまだ注目の分野ですね。