世界中がワールドカップの決勝トーナメントでこれからさらに盛り上がろうとしている中、思わぬニュースが飛び込んできました。
なんと、ビールをはじめとする炭酸飲料がピンチというものです。
W杯観戦のビールが飲めない? 炭酸ガス不足、英で業界を直撃(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース
スポーツ観戦では国内外を問わずビールがつきもの…これはお酒好きには残念なニュースですね。
炭酸ってなんだろう
炭酸といえば、それこそお酒だけでなく、コーラなど飲料水でも使われるものです。世界中で子供から大人まで親しまれています。特にこういった暑いシーズンでは炭酸がたまらなく美味しいものです。
炭酸というのは、要するに二酸化炭素が水に混ざった状態のことをいいます。その歴史は古く、クレオパトラの時代からあったといわれています。ワインに真珠をいれると、酸と炭酸カルシウムが反応して泡がでてそれを飲んだ、なんて逸話も残っています。今のように炭酸飲料が一般的に自由に作れるようになったのは1800年代からで、日本にはペリー来航時にもたらされたといわれています。最初に炭酸飲料を飲んだ日本人はさぞびっくりしたことでしょうね。
二酸化炭素が水に混ざっているわけで、二酸化炭素なんてどこにでもあるのだから、炭酸ガス不足というのはどういうことなのだろう?と思いますが、これは記事によると炭酸ガスを作り出すためのアンモニア工場がメンテナンスでストップしていることが原因とありますね。一時的なもので、影響があるのもヨーロッパだけのようですね。ただ、もうすでにビールやコカ・コーラには影響もでているようで、このワールドカップで盛り上がっているタイミングでの炭酸ガス不足は痛いところでしょう。
美容にもいい炭酸
そもそも18世紀末に炭酸水を作るシステムが登場したのも、飲み物としてというよりかは医療としての側面も大きかったのです。そういえば、今でも炭酸のパックだったり、入浴剤でも炭酸のものだったりと、いろいろありますよね。お肌もつるつるになります。
そもそも、最初のきっかけはレモネードに重曹を入れたもの、なんて話もあります。前に風呂が詰まった話をしましたが、泡がきれいにしてくれるのは排水溝もお肌も同じなのでしょう。
クレオパトラが飲んでいたという話も、美容と絡む逸話なのでしょうね。
炭酸飲料を飲むことで、血流促進であったり疲労回復といった効果もあるそうです。ただ、俗にいう炭酸飲料は多くの砂糖や添加物が入っていますので、そういったところで飲みすぎはよくないという話もでてくるようですね。
ワールドカップもさらに盛り上がりを見せるこの夏、炭酸飲料を片手にサッカーを見るのもいいでしょう。