QUESTIONより
大学を卒業し就職したのですが、朝から晩まで仕事をする日々があと40年ほど続くと思うと発狂しそうです。みんなが当たり前の様に毎日出勤しているのが恐ろしいです。彩雨先生はどう思いますか。
なにも、40年ほど続けなければならないことではありません。
仕事も多様化し、考え方も多様化している現代において、学校のように毎日どこかへ行き、朝から晩まで仕事をすることだけが働くということではなくなりました。
先のことは考えなくていい
仕事が好きならいいと思うんですけど、発狂する思いを抑えてまで仕事をする必要はありません。
大きな組織に入るメリットはもちろんありますが、選択肢が多い時代だからこそ、無理にそういった組織の中に自分を組み込む必要もありません。
そもそもですね、40年といいますが、40年先というのは2060年です。2045年にはシンギュラリティが起きAIが大きな力を持つともいわれ、それよりも先の話です。
今の価値観、社会制度のまま40年後を迎えるはずもありません。
つまり、学者や政治家ならともかく、一般人が40年先のことを考える必要はないというか、考えても無駄ということです。考えてもどうせわからないからです。
今の価値観のままこの生活を40年続けることに辛い思いをすること自体がおかしいことで、今は今、40年後は40年後の社会があります。
変化に気付けると幸せになる
今回のコロナでリモートワークが推奨され、同じようにこの生活が40年続くのか、と思っていたらいつの間にかに出勤しなくていい世の中になっていた、という人もいたことでしょう。
しかし、数十年前はリモートワークなんてありえない世の中でした。その時代にコロナだったとしてもリモート推奨になるはずもありません。
例えば物を売る、ということだけ見ても、昔だったら商店をもって仕入れをして…というのが当たり前でした。今はAmazonのような巨大なWEBショッピングでなんでも買えますし、同じように個人でもECサイトを簡単に作ることができ、店舗がなくても物を売ることができます。
変化というのはいたるところで毎日起きています。そういった変化をうまく利用していくと、嫌な生活を40年続けることもなく、うまく鞍替えをしながらやっていくことが可能になります。
この感覚こそが、今の時代の一番おいしいところのように思えます。
もしかしたら40年の間で質問者さんが仕事を変えることもあるかもしれないですし、会社自体も変わっていくかもしれません。世の中とはそういうものです。お仕事頑張ってくださいね。