バンドマンというのは不思議な職業でして、ある意味24時間働いているようなものだし、ある意味24時間遊んでいるようなものでもあります。例えば体を休めたり睡眠を取る、食事をとるのはライブのためのコンディション作り、ある意味仕事の一つです。映画を見たりゲームをしたりというのも、外部から音楽的要素を含め芸術的なインスピレーションを高めるため、つまりある意味仕事の一つです。つまり24時間働き続けているわけです。自宅でやらないと行けない作業も多いのですが、仕事が終わり帰ってきてから仕事をする。明日は休みだ、ようやく仕事ができる、みたいな変なことも起きるのです。
自分も若いときは毎日毎日仕事をしているという意識がありました。しかし、ある程度歳を重ねて音楽、そしてこの生活を改めて見つめ直すようになり、今では24時間365日、毎日楽しく気楽に生きていきたいと思っています。
さて、自分の話はいいとして、昨日からプレミアムフライデーが始まりました。
見直される働き方、何かが変わろうとしているのか?
24時間働けますか、なんてCMももう昔の時代。最近では過労死を始めとし、企業の働き方、働かせ方も重大な社会問題の一つとして捉えられています。さて、そんな中スタートしたのがプレミアムフライデーです。
月末の金曜日の仕事を早く終え消費喚起につなげる「プレミアムフライデー」(プレ金) – Yahoo!ニュース(京都新聞)
情報源: 早帰り狙いコンサート・割引サービス プレ金客取り込め (京都新聞) – Yahoo!ニュース
昨日は初めてのプレミアムフライデー、”プレ金”なんて言葉もあるみたいですね。金曜日を早く退社させることで、その空いた時間を使って遊んでもらい、新たな特需を、というのが狙いのようですね。東京都内だけでなく、箱根など首都圏近郊の観光地も新たな客層が期待できます。もちろん我々バンドマンのような興行を生業とする仕事にも新たな需要が期待できます。しかし、それはもちろん一般企業を始め、社会全体がプレミアムフライデーを新たな慣習として受け入れられるかどうかにかかっていますね。
プレミアムフライデーってなに?
このプレミアムフライデーについて、昨日アンケートを取ってみました。
opera_ayame プレミアムフライデーが始まりますね。飲食店などはますます忙しくなるという批判もありますが、我々バンドマンにとっては興行のチャンスが増え、望ましいことではあります。とはいえ、土日のように一斉に休業できるまでいくのは時間がかかりそうですね。みなさんは今日は早期退社できますか? 2017/02/24 11:49 |
結果を発表させてもらえると、
・いつもより早く帰れます 3%
・もちろん早く帰れない 61%
・プレミアムフライデーってなに? 37%
という結果になりました。2000票を越えるアンケート、ありがとうございます。いつもより早く帰れる人はわずか3%、プレミアムフライデーという言葉自体の認知度もまだまだ低そうですね。みなさんからの反応も興味深く、「その前に有給消化率を上げなければ」「職場は常に人員不足」といった声は世相を反映していますね。昨日が初日とはいえ、そう簡単に社会の慣習として認知されるわけではなさそうです。
バンドとしては、プレミアムフライデーに合わせて金曜早い時間からイベント、ライブを行うといったことは検討しておりませんので、ご安心を。