今日、11月21日はインターネットの日です。インターネットの歴史は1969年、アメリカでインターネットの原型になったARPANETというネットワークが登場し、それが本格的にスタートした日です。アメリカで大学など4か所をネットワークで結び、メッセージを相互に送りあうことが可能になりました。当時の回線は50kbps、ちょうど速度制限がかかっているスマホくらいですかね?そう考えると、けっこうスピードでてますよね。
インターネットはよく、軍事利用するために作られた、と言われます。これは半分間違いで、コンピュータ同士を接続することにとってよりさまざまな処理をできるようにしたかった、という説を推しています。ただ、軍事利用にも使えることは間違いないですけどね。細かいことは週末の講義でゆっくり解説してくのですが、まぁ読者のみなさんはなにかの機会のときに。
インターネットも、もう50年
日本で定着したのはずっと先のことですが、インターネットの歴史ももうすぐ50年となります。半世紀ですね。この半世紀でいろいろなことが変わりました。インターネットに常時接続できるようになったのは2000年から、まさしく21世紀は本格的にインターネットの世紀といってもいいのではないかと思います。今は、そんな時代を生きられるということでとても幸せですね。
これからのインターネット
インターネットの歴史を振り返ると、3つの重要な局面がありました。
まず、ドメインや電子メールなどの仕組みやルールが登場したこと。これにより、いわゆるブラウザを使ってネットを見る、電子メールを使ってメッセージをやり取りをするという基本ルールが確立されました。70年代、80年代の話ですね。
次にWindows95が発売したこと。OSがインターネットに完全対応することで、多くの人がインターネットに接続することとなりました。
そして、常時接続です。まず回線の問題です。これまでは電話代がかかりましたが、それがなくなりました。パソコンを開けば常にインターネットに接続されています。そしてスマホの普及もそうで、インターネットに常につながっているものを24時間持ち歩く時代になりました。これらにより、人間は常時インターネットに接続しているのです。
では、これからのインターネットはどうなるでしょうか?
個人的に思うのは、もうすでに半分は達成していることなのですが「インターネットに繋がっていることにすら気づかない」ということなのかなと思います。もっと自然に、もっと簡単にインターネットにつながる感覚です。しかし、これはイメージするのは難しいし、伝えることは困難です。なんせ、未来の話ですからね。
もしかしたら、そのころには「インターネット」という単語はなくなるかもしれません。自らの死、それこそが、インターネットの最終形態なのかなと思います。
ちょうど僕らは、そんな時代を生きています。この変化、しっかり見届けたいですね!