昨日の名古屋公演から帰宅し、寝る前に読んでいたのがこれです。
「AIは人間を超える」なんて、本気で信じているんですか?(西垣 通,千葉 雅也)
ライブの遠征後って、体は疲れてるけどなぜか眠れないことも多いんですよね。
シンギュラリティは起きるのか
シンギュラリティというのは、わかりやすくいえば2045年に起こるといわれている、AIが人間を超えるといわれている日です。(本当はちょっと違うんですけど)
詳しくはこちらに。
自分はしっかりと中二病をこじらせてますし、なんでもロマンとか神秘とか、そんな言葉で物事を片づけたくなる人間なのは、このブログを読んでるみなさんにはもうお分かりかと思います。
IT関係については自分自身は開発ではなく、一歩後ろからどう活用していくかを考えるほうが好きなので、AIについてももちろん、専門的な知識があるわけではありません。
今はたしかにAIブームです。もしかした数年後、数十年後に、あのころは2045年にAIが人間を超えるなんて言われてたんだよ、みたいな笑い話になっているかもしれません。
自分自身も、どこか世界の仕組みが大きく変わるような変革が起きるといいなという”願望”が見え隠れしているようにも思っています。
AIは人を裁けるか
今回のワールドカップではVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が導入され、話題となりました。多くのテクノロジーを使いますが、ジャッジするのはあくまで人間である審判です。
サッカーは手に当たったらハンドですが、それが故意なのか過失なのかでも判断は分かれるところでもあります。手に当たれば問答無用でハンドというわけではありません。
しかし、このワールドカップでは、手に当たったものは問答無用でハンドになっている印象はあります。VARによってそういった手に当たったかどうかを厳密に判断することができるようになりましたが、逆に言えばそれがわざとかどうかをジャッジする部分があいまいになったのかな、と見ていて思いました。
人間より公平?法曹界で進む人工知能活用 「AI裁判官」は生まれるか(産経新聞) – Yahoo!ニュース
さて、ここでテーマになってくるのが、AIが人を裁けるかです。AIは多くの仕事を奪うという話もありますが、裁判官というのもその仕事の一つです。
裁判とは、過去の判例をもとにジャッジするケースも多く、膨大な過去のデータも重要な要素になります。そうなると、やはりAIには向いているのかもしれません。
しかし、AIが本当に司法で人を裁くようになるには、まずワールドカップでファールが故意かどうかを見極められ、それを多くの人が納得できるレベルにならないと実現は難しいなと思いました。人の人生が関わっていますからね。まずAIの発達、そして人間がそのAIに対する理解と、段階が必要です。もし2045年にその時がきたとしても、実際にいろいろ変わるのは人間の理解が追いついてからになるので、もう少し先になりそうですね。
そういう自分もその一人で、まだまだ旧型人間です。AIにはとても期待していますけど、AIに有罪といわれてもきっと受け入れられないと思います。